水冷キットを試す(運用編)

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さて、導入して色々試してみました。音自体はHDDアクセス音はともかく、電源ファンの音があるため、だいぶ音は縮まったものの、ものすごく静かで安眠できるというほどでは無かったりします。この場合、電源を静音タイプに変える必要があります。

今付けている電源は元から静音タイプで、たしかに電源を付けたての冷えているときはかなり静音なのですが、電源内部の温度が上がるにつれてファンが高速回転します。ちなみにファンの空気はそれほど暖かくはありません。最近の静音電源はこのような事が多い為、自動ではなくファンの回転数がマニュアルで変更できるものや、ヒートシンクのみのものもあったりします。
今回は時間がないので電源は交換していませんが、あとケースの蓋をスポンジやゴムなど吸音素材でシールドする手もあり、前のPCでゲル素材の防音シートを導入したところ効果がありましたので、後日行いたいと思います。

次に冷却性能を調べました。(室温23度、PCスペックはこちら参照)。アイドル時の他に、負荷を掛ける試験を行いました。負荷を掛けるソフトは「Superπ」という、円周率を計算させるプログラムを用いました。自作ではよくベンチマークでも使われるソフトで、熱暴走せずに負荷に耐えられるかのテストとしても使われています。なお、CPU温度はマザーボード上のセンサーで計測したものをモニタ用のソフトで10秒ごとに監視した結果です。

従来の空冷ではアイドル時48度、負荷を掛けると54.5度となりました。負荷を掛けてもアイドル状態に戻ると、すぐ温度が低下しました。ちなみに、従来のヒートシンクは銅柱を埋め込んだ静音ヒートシンクで、性能はかなり高いものです。故に空冷のわりになかなか頑張っていると感じます(静音とはいえ、純正より静かというだけで、それほど静かではありませんが)。

次に、水冷のテストを行いました。最初はとても低い温度ですが、だんだんと上昇を続け、56度で安定しました。空冷より高い温度です。この状態でSuperπを走行させたところ、60度に達しました。かなり熱くなっています。ヒートシンクを触ったところかなり水が温まっています。アイドル状態にしたところ、CPU温度は下がりましたが、空冷と比べるとスタティックな下降です。

アイドル時のCPU温度推移 Superπ1677万桁による負荷テスト

ちなみに、ラジエータのファンは低速と高速に切り替えることができ、高速に切り替えたところ、ピークは57度でした。また、水温の低下も低速に比べて早くなりますが、ファンの音がやや耳に付くのであまり利用したくないところです。

なお、これらは導入直後に行った為、まだエアが残っていたせいか、やや高い値になりましたが、1週間後、低速でアイドル時53度、負荷をかけたところ、58度でした。先ほどは「Superπ」1677万桁(約27分)の試験ですが、このときは3355万桁(約1時間)で行いましたので、これ以上の上昇はなさそうです。最初が高くてもエージングさせれば良い結果が出るとも言えます。

さて、総合評価ですが、水タンクのキャパシティが小さい為、水冷の冷却威力についてインパクトは感じませんでしたが、これが夏場になると大きく変わるとおもいます。ちなみに他のサイトでの評価はまずまずで、このWC-301Cより値段が高くて冷えない製品も存在するらしいとのこと。それを踏まえるとかなり頑張っているのではないかなとも思えます。安いですし。外付けもできるので、小型PCでも水冷が楽しめるのも大きなポイントで、遊びで買うのも有りなのかもしれません。

追記(2005/5/2)
2004年12月に、タンクから水が漏れました。現在は使用しておらず、詳細なレポートが継続出来なくなりました。
なお、個体により差があると思われるので、すべての製品が漏れるというわけでは無いことを付け加えておきます。

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