iPod mini買いました。

iPod miniのパッケージ。本みたいに展開すると本体が。昔、aiwaPanasonicのポータブルCDタイプのMP3プレーヤーや、最近ではPSPで音楽を聴いていましたが、最近になって、小さくて使いやすいプレーヤが欲しいなと思いました。

3代目ぐらいのiPodが出てから、一般層でもシリコンオーディオが使われ初めて、トレンド系雑誌でも毎回毎回取り上げられている状況で、CreativeやiRiverなどパソコンをやっている人ぐらいしか知らなかったブランドも、普通に取り上げられています。シェアを奪われて天下の「ウォークマン」ブランドが下火になっている故にソニーが焦ったり(デバイスだけではなくてATRACにこだわりすぎていたのが原因ですが)、レコード各社がCCCDだとリッピング出来なくて取り込めないということで廃止になりつつあったり、既にキワモノ感のないポータブルプレーヤですが、こう新しい製品が豊富に出回ると選ぶのも迷いが出ます。…昔はmpmanRioぐらいしかなかったことを考えると嬉しい迷いかもしれませんが。

アルミの質感はGood.最初はデザインがいいソニーのNW-E405にしようと思ったのですが、メモリ容量がやや心細く、頻繁な入れ替えが必須ですが、このNW-E405は転送速度がかなり遅いというレビューを見ましたので、やめておきました。

そこで、HDDタイプのプレーヤーに注目してみました。自分が使っていないということもあるのですが、昔は高い・電池持ちが悪い・壊れやすいという欠点が多いHDDプレーヤーなのですが、最近はこれらの問題は解消されつつあります。Creativeや東芝のプレーヤーを検討したのですが、ここで定番のiPodを買おうかと思いました。他社より割高なイメージがあるのですが、値下げがされたのと、アクセサリがかなり豊富なのと、(国内展開は未定ですが)「iTunes Music Store」に期待しているので、iPodも悪くないかと思いました。車買ってもかなり使えそうなので決定です。

で、種類は「iPod Photo」はカラー液晶なのと、HDDが大容量な故に値が張ります。そこで「iPod mini」を選択しました。4GBが安いですが、容量は大きい方がいいと思ってややコストパフォーマンスは悪いですが6GBを購入しました。26,300円なり。色はもちろんブルーです。

ちなみに通常のiPodは容量が中庸で、値段も6GBの「iPod mini」と大きな差もなくて最後まで迷いましたが、(当然ですが)「iPod mini」より大きく、WBSで見たのですが、あの新潟の町工場で一つ一つ磨き上げられた背面の鏡面ステンレスボディーがきれいすぎて過保護に扱いそうで、傷ついたらイヤだという変な理由で購入をやめました。

前振りが長くなりましたが、「iPod mini」を手にした瞬間の第一印象は、「小さい」ではなく「薄い」と感じました。

大きさと厚さ

わたしの携帯(W31SA)と比較すると、大きさは大差ないのですが、薄さはかなり薄いです。この中にHDDや18時間持つと言われているバッテリー、そして基盤が入っているという驚異の集積力に関心させられます。鏡面ステンレスは無いですが、アルミの質感もなかなかです。

付属品付属品は、主に転送兼充電用USBケーブルと各種ドキュメント、そしてiTunesなどが入っているCD-ROM、ベルトに装着させるホルダー、イヤホンとあと何故か林檎ロゴのステッカーがありました。ACアダプタはオプションとなり、現在のバージョンの「iPod Mini」には付属しておらず、パソコンのUSB端子で充電することとなります。大抵わたしのパソコンは電源が付いているし、コンセントを埋めたくないし、余計な付属品は要らないので嬉しいですが、ライトユーザーとかはちょっと不便かもしれませんね。どうでもいいですが、PS2でも充電出来るのでゲームをよくする人はこれを使うと良いでしょうか。

iPodとの音楽の転送は「iTunes」を使うのですが、実は購入する前日に慣れようと前もってインストールして使っていましたが、既にある音楽フォルダを読み込ませたら、アルバムの順番が狂ったりしたので、プロパティでトラック番号を手で一つ一つ入力したり、WMAの曲も結構あったので変換させたりと(WMAは直接iPodで再生出来ないが、iTunesで直接再生出来る形式に変換出来る)、結構ライブラリの再構成に苦心しました。以前まではCD2WAVでリッピングして、フリーのCDDBで曲名をID3タグに書き込ませていましたが、曲順までは書き込んでくれないようです。ちなみに、iTunesではCDを入れると、指定した形式でリッピングされ、さらにGracenoteのCDDBを採用しているので、ヒット率も高くてタイトルも日本語で入ります。もちろん曲順も記録されます。

既にライブラリを構築している人には結構苦労する場面が多いですが、パソコンから取り込むオーディオプレーヤは初めてという人や、これから構築する人にとっては便利なのではないでしょうか。入力が面倒なのでまたレンタル屋でCD借り直そうかと思ったぐらいですし(笑)
そういうことで前日で、ある程度構築が一段落したので、「iPod mini」に曲を転送しました。デフォルトでは差し込むだけで「iTunes」が起動して自動的に転送されます。転送は2.64GBのファイル(628曲・総演奏時間 1.4日)が8分ぐらいで転送出来ました。結構高速に感じます。

そして、いろいろ再生してみました。イヤホンは付属していた純正ではなく、ソニーの初期のインナーイヤー型レシーバMDR-EX70SLを使っています。純正も音の評判は悪くないと聞くのですが、開封するのが勿体ないと思って…(貧乏性)。

このイヤホンで聴いたところ、音はそれほど悪くはありません。ただ、低音が少し欲しいなと思ってイコライザを使うと、途端に音が悪くなります。
低音もオーバーブースト気味になって割れてしまい聞くに堪えませんし、低音系以外も音が籠もったり、バランスが悪すぎたりと逆効果で、イコライザはかけない方が良いと思います。せめて、プリセットされているモノだけではなく、グライコを用意して自由にカスタマイズ出来るように出来ればよいと思うのですが。

長いタイトルを使うと分からなくなる。あと、プレイリストに長い文字を使うと、文字が途切れてしまって、長いアーティスト名を使ったり、シリーズモノだったりするプレイリスト名だと何が何か分からなくなります。スクロールもしてくれません。
「iTunes」でアルバム単位でプレイリストを作ると、自動的にタイトルが「[アーティスト名] – [アルバム名]」の形式になるのですが、アーティスト名が長いと、アーティスト名で途切れてしまって、複数あると選択に困ります。「EveryLittleThing」や「MyLittleLover」とか。これらは「ELT」とか略す必要があります。同様にアルバム名が長いと同様に困ったりします。わたしはユーロビートを結構聴くのですが、「SUPER EUROBEA..」が羅列したりとか。略すのも限界があるので、カーソルされている部分はスクロールされるようにして欲しいところです。

あっさりしたプレイ中の表示。あと、再生中の表示も貧弱です。別に派手なグラフィックやバーなどは要らないのですが、表示されるのは曲のタイトルとアーティスト名、そして現在の再生ポジションが出るのですが(あと、切り替えで早送り/巻き戻し、曲の評価レートの付加ができる)、折角苦労してアルバムタイトルも入れているのに、これらも別画面でも良いので表示して欲しいところです。味付けがシンプルなのは良いですが、あまりにも味がないのも考え物かなと思います。

悪いところばかり出てしまいましたが、音は(イコライザを使わなければ)酷評されている程悪くはなく満足ですし、白色液晶バックライトもパッと消えるのではなく、フェードアウトしていくように消えたりが他にはなくちょっと格好いいですし、おまけの音楽イントロゲームなんかも結構楽しいです。あと、iPodなので周りのウケも良いと思いますし、PC初心者にも配慮されている「iTunes」の出来も悪くないですし、悩んでいる場合は良い選択肢だと思われます。

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