昨年引っ越して家が広くなったせいか電気代が高くなったので、少しでもケチろうと自宅の電球をほぼ全てLEDにしています。長時間付けていても消費電力が低いですし、色味も電球色ならそれほど違和感も無いですし(昼光色だと結構きつく感じる)、なにより最近では高嶺の花だったLED電球も結構安くなっています。

リビングの電灯もLED電球です。モノは日立の100W白熱球相当のLED電球(LDA17L-G)で、かなり明るいのに消費電力は16W。
で、「家中丸ごとLEDぃ~♪(byコバヤシサチコ)」計画の最終章として、最後の白熱球であったダウンライトのクリプトン球をLEDにしようとしました。……が、失敗して、その後何とか取り付けに成功しました。今回はそのネタです。
ウチにあったダウンライトはE17という一回り小さい電球を使用するので、近所の店で良さげな電球を買ってきました。

モノはパナソニックの「斜め付け用」のLED電球(LDA6D-E17/BH)です。洗濯機のある洗面所なので作業しやすいように昼光色にしました。
……が、取り付けても光りませんでした。
何でだろうと、他にあったE17のLED電球や白熱球も付けましたが光らず。
でも元々付いていたクリプトン球に戻すと普通に光りますし、よく分からない状態でした。電圧は100Vだしなあ…と。
で、色々調べてみると、このダウンライトは「SGI型ダウンライト」(SGIと書かれたラベルがある)というもので、特殊なダウンライトで通常のLED電球は付けられないようになっていました。

コイズミ製SGIダウンライトのソケット。よく見るとフチに突起が出ていて、それに電球が引っかかっているようです。
で、このコイズミのダウンライトでLEDが点灯しないというのは検索したら大量に出るほど有名らしくて、対策としてはソケットの突起(上写真参照)を削るとか、電球端の凸部分にハンダを盛って突起で浮いても接点になるように改造する方法があるそうなのですが、賃貸住宅の備品なのでリスキーなことはしたくないなあと。
もちろんSGI対応のLED電球を買うというのが正攻法ですが追加の出費になりますし、せっかく購入した電球を持て余すのもイヤなので活用したいところです。
なお、念のための注意事項ですが、「SGI対応のダウンライト」というのは「断熱材が詰められている天井のためのダウンライト」という意味なので、そのようなものに非対応のLED電球を付けると熱が篭もって電球の寿命がすぐに尽きます。
ただ、ウチの天井は断熱材どころか薄い板切れ一枚のスカスカ天井ですし(何でこんな所にSGI対応のを付けているのかは謎)、仮に寿命が縮まっても持ち腐れるよりマシということでのリスク受容です。なので、以下試される場合は自己責任でお願いします。
とりあえずソケットをクリア出来れば良さそうなので、このようなモノを購入しました。
500円ぐらいで購入したので、SGI対応のLED電球を新しく買うより安いです。

E17のLED電球の向きを変えるためのソケット。店頭でなかなか見かけないので通販で購入しました。
この商品はダウンライトにLEDを付けるために開発されたソケットで(LED以外付けるなと注意書きに書かれている)、本来はLED電球が大きくて取り付けられないとか、指向性(まっすぐの光)が強いLEDの電球を良い感じの角度にして明るさに不満が出ないようにするためのアダプタです。
アイデア商品だなあと思いましたが、今回取り付けるのが「斜め対応」のLED電球なので、逆に困りました…。
垂直にすると光が斜めになってしまいます。
ナナメ+ナナメな上、電球が中央ではなく端に寄っていて不格好ですが仕方ありません。
「少し外に出ている分、放熱が良くなっているだろう」という意味で斜め…ではなくて前向きに考えたいと思います。
で、ドキドキしながら壁のスイッチを入れたところ、見事に点灯しました。
光の広がりも悪くは無いです。最近のLED電球は広がりも良いので、このソケット+普通のLED電球だったらさらに自然な感じに広がっていたのだろうなと思いますが、一応リサイクルなので仕方ないです。放熱の問題も無さそうですし、次交換するのは何年後だろう…。
↓SGI対応でそのまま付けられます。しかし安くなったものです…。
コメント
大変参考になりましたー。
とても参考になりました!
ありがとうございます