「ぷらっとこだま」で安くグリーン車に乗りました。

先日名古屋へ旅行に行ったのですが、そのときに帰りの新幹線を「ぷらっとこだま」にしました。
実は「ぷらっとこだま」は過去に何度も利用していて、そのうちブログで紹介しようと思っていたものの寝かせすぎて今更感が漂ってしまいましたがご紹介したいと思います。

そもそも「ぷらっとこだま」というのは、JR東海ツアーズが企画している東海道新幹線(東京~新大阪)の足を提供してくれる商品です(公式サイト)。
その名の通り予約出来る新幹線はこだま号の一部でもちろん各駅停車ですが、その分安いことです。

たとえば、今回の旅程である、名古屋~新横浜間は、のぞみ指定席で10,650円(2015年1月現在・通常期)ですが、これが「ぷらっとこだま」だと7,900円(同)です。最長の新大阪~東京間だと、14,140円が10,300円とかなりお得です。
もちろん静岡や京都など、他の駅での乗り降りプランもありますので気になる方は前述の公式サイトで代金が調べられます。

しかも、この代金に「ドリンクチケット」というものがあって、新幹線駅構内の売店でペットボトルのジュースやお茶は勿論、缶ビールやチューハイと交換することも可能です。お酒が飲める方は価格的に得になります。

通常の切符と「ぷらっとこだま」の切符とドリンク券。切符は新幹線の自動改札に通します(少し前は紙の券で自動改札が通れなかった)。ドリンク券は新幹線駅ナカのKIOSKで交換することが可能です。

通常の切符と「ぷらっとこだま」の切符とドリンク券。切符は新幹線の自動改札に通します(少し前は紙の券で自動改札が通れなかった)。ドリンク券は新幹線駅ナカのKIOSKで交換することが可能です。

で、個人的に注目したいのが、この代金にプラス1,000円(距離により1,500円の場合有り)でグリーン車に乗ることができます。グリーン車にしても基本的に通常の指定席の切符より安く乗車できます(東京~静岡などは例外で若干上乗)。

新幹線は普通席だと3+2のシートですが、グリーン車は2+2となっていてシートの幅がゆったりしていてリクライニングも大きくできますし、リクライニングされても前が気にならないぐらい座席の間隔が広いですし、隣の人が座っていても肘置きの奪い合いが無い程、肘置きも大きめになっています。
グリーン車両そのものの雰囲気も違いますし、普通だとそうそう座る機会が無いグリーン車が体験出来るのも「ぷらっとこだま」の良いところといえます。こだまなのでグリーンのシートを長く堪能出来ます。

高速バスよりはるかに早く着いて、通常の新幹線より安いので良いことづくめのように感じますが欠点もあります。

まず当たり前ですが「こだま」なので新幹線の中では鈍足です。
上の新横浜~名古屋の切符写真をよくご覧になれば分かりますが、のぞみだと途中駅が無いので1時間20分程度で到着しますが、こだまだと2時間30分と倍近い時間が掛かります。なお、最長の新大阪~東京だと2時間20分が約4時間です…。
駅に停車するたびにのぞみやひかりの通過待ちのために5分前後待機となります。2~4本に抜かれていくのを見るたびに、新幹線ってギチギチに走っているんだなあと感じます。

ただ、これでも新幹線なので車やバスよりは速いですし、ゲームしたりスマホをいじったり本を読んでいると意外にあっという間なので、それほど苦痛は感じません(隣に人が居なければ更に落ち着きますし、グリーン車なら尚更)。

先日の名古屋では、名古屋を出発してから早速ノートPCで旅日記の記事を書いて、三島に着いた頃に完成したので、その後はチケットで交換したビールでも飲んで「やっぱり旅で飲むビールは旨く感じるなあ」と夜景を見ながらまったりしていたら新横浜という感じでした。ゆったりとした時間を楽しむのも旅の趣の一つです。

なお、座席によりますがコンセントもありますし電子機器を使っていてもバッテリ切れに悩むこと無く快適です(N700系のグリーン席は全席・普通席は窓際のみで、Nの付かない700系の場合はグリーンも普通席も最前後席しかないので注意)。

で、もう一点は、切符ではなくて旅行ツアーの扱いなので、時間の変更は不可・乗り遅れても後続の自由席で座るとかは出来ない、新幹線の駅の改札から必ず入る(在来線口や乗り換え口から入場不可で、乗り換えの場合でも一旦外に出る)等、少し使いにくい点もあります。
上の方でも書いていますが、以前は自動改札が通れる磁気の切符ではなく、紙の切符だったので必ず人の居る改札で切符を見せる必要もありましたが、それが無くなっただけでも楽になったなあと。

…と、何点かの欠点に目をつぶることが出来れば、とても便利なプランです。

飲み物のタダ券が付いて安いし、ちょっと奮発してグリーン車にも乗ってみたいし…と興味がでて「今度の旅の足として手配したい」と思った方も居ると思いますので、手配の方法について書きたいと思います。
…が、これもまた場合によっては欠点の一つになっていて少々面倒です。

この商品の企画は前述の通り「JR東海ツアーズ」なので近所にお住まいの方はそこで申し込むことができますが、JR東海なので当然中部地方か東海道新幹線の駅にしかありません(支店一覧)。

さすがにこれでは窓口が少ないのか、関東・中部・関西のJTBの一部(JR券を扱っている所)でも申し込むことができます。
実家帰省中に手配した時は、実家が大阪の南で不便な場所だったのでJTBで申し込みました。
「”ぷらっとこだま”でお願いしたいのですが」と伝えれば、そこは旅行会社なのでパンフレットを持ってきて丁寧に説明してくれますので慣れていない方でも安心して申し込めます。

あと、「JR東海ツアーズ」の専用サイトからの購入でも申し込むことができ、この場合全国どこからでも申し込めますし、座席の残数の確認や場所の指定もできるので便利ですが、会員登録やクレジットカードが必要で、オンラインに抵抗のある方やカード番号を流したくない場合は不向きです。旅程やチケット一式が配送という関係もあり、その送料としてプラス200円掛かりますし、期間に余裕を持って申し込む必要があります。

今回はネットで申し込みました。旅程とチケットは宅配便で届きます。申し込みが完了したという連絡の翌日に届きましたのでかなり速いですが、不在がちだとデメリットですし送料も掛かるのでJR東海ツアーズやJTBが近くにある方はそちらが良いと思います。

今回はネットで申し込みました。旅程とチケットは宅配便で届きます。申し込みが完了したという連絡の翌日に届きましたのでかなり速いですが、不在がちだとデメリットですし送料も掛かるのでJR東海ツアーズやJTBが近くにある方はそちらが良いと思います。

近々、大阪の実家に帰ろうと思っているので、また利用しようかなと思います。もちろんグリーンで。

コメント