初冬の長野の旅に行きました(後編)

前編からの続き)

一夜明けて、朝はかなり冷え込んでいました。当時は暖冬だとはいえ標高が1500mなのでやはり平野部とは気温が全然違うと感じました。今度は真夏に避暑として行きたいものです。

朝にチェックアウトして向かったのは「美ヶ原」です。標高が2000mで、景色が良いとのことでドライブということで。

美ヶ原目指してナビをセットしましたが、事前に地図で予習しておいた道(ビーナスライン・霧ヶ峰経由)ではない道をルート案内しました。大丈夫なのかな?と思いつつも距離がそちらの方が短かったのと、新しい発見があるかなと思って走らせました……が、結構ハードな道でした。

グーグル先生も観光的な道(灰色)とは別のルートを薦めてきました。地図を見ても確かに近く感じますが…。

グーグル先生も観光的な道(灰色)とは別のルートを薦めてきました(参照)地図を見ても確かに近く感じますが…。

何の面白みも無い国道を走っていくと県道178号に入る道に「美ヶ原高原」と書かれた看板がありホッとしながら右折して住宅街を抜けて、登りに入ります……が、やけに寂れていて舗装のひび割れが目立つ道で、車通りが殆どありません。

山小屋や美術館も前週に閉鎖されてシーズンオフに入りつつある美ヶ原とはいえ寂しすぎないかなあと思いました。
途中で1車線以下の道幅の砂利道でガードレールが無く崖へ真っ逆さまな悪路があって引き返したい気分になりましたが、それも一瞬で、2車線の道が続きつつかなり高度を上げて登り続けました。景色も険しい山肌や枯れた木、苔むした法面など寂しいなあと。

地味な道を走り続けるとビーナスラインと合流するポイント(上の地図の青と灰色の合流点)に到着しました。
ここまで走ってきて1台もすれ違うことがありませんでしたが、ここからは様々な車やバイクが走ったりすれ違ったりします。素直にビーナスラインから行けば良かったなあと。まあ楽しみは帰りにということで…。

地図でみるとその合流ポイントから美ヶ原は目の前のように見えますが、実際はこれまで以上に急な登りとヘアピンカーブの連続の険しい道となります。曲がりながら高度を上げていくので宙に浮いている感覚さえあります。
後続に迷惑を掛けないように速く走っているつもりですがプリウスα君には荷が重い道なので、丁度良い直線でハザードを付けて道を譲ると、スポーツカーやバイクのライダーの方は手を上げて感謝してくれました。お互いマイペースで走りたいという気持ちが通じた瞬間です。

 

そんなこんなで、美ヶ原に到着しました。

標高1990m地点の駐車場です。見渡す限り雲海が。

標高1990m地点の駐車場です。見渡す限り雲海が。

パノラマ撮影。コレでは見づらいですが、眼下には走ってきた道が遙か下にあり、「よくこんな所まで走ったなあ」と思うと同時に、「よくこんな所に道を通したなあ」とも。右手は見渡す限りの高原です。

パノラマ撮影。コレでは見づらいですが、眼下には走ってきた道が遙か下にあり、「よくこんな所まで走ったなあ」と思うと同時に、「よくこんな所に道を通したなあ」とも。右手は見渡す限りの高原です。

高原を歩いてみましたが、かなり広大なので少し歩いて引き返しました。アンテナ群が遠方に見え、高原や自然に似つかわしくない印象深い景色があったので撮影&加工。(flickrに公開しています)

 

別のアングルでもある美ヶ原美術館の方へ少し移動しました。標高は少し上がって大台の2000mです。

こちらが美ヶ原美術館の展望台から観た標高2000mの東側の景色……ですが、雲が濃すぎて下界が見えません(汗)

こちらが美ヶ原美術館の展望台から観た標高2000mの東側の景色……ですが、雲が濃すぎて下界が見えません(汗)

 

美ヶ原美術館。屋外にオブジェが沢山展示しています。残念ながら前週(2015/11/15)に閉鎖していて中に入ることは出来ませんでした。

美ヶ原美術館。屋外にオブジェが沢山展示しています。残念ながら前週(2015/11/15)に閉鎖していて中に入ることは出来ませんでした。

 

帰りは寂しい県道ではなくビーナスラインを使いました。道はキレイに整備されていて快適です。景色も美しくドライブしていて楽しいワインディングロードです。帰りなので降りていくと思ったら、登ったり降りたりしていますし。
しかしプリウスα君は回生ブレーキを積極的に使おうとするのでエンブレの効きが悪く(バッテリー満タンで充電されないとちゃんと効く)、フットブレーキを多用せざるを得ないので下りは不安でした。

景色が美しかったので車を止めては眺めて写真を撮ってを繰り返していました。撮った写真を見てもあのときの感動が蘇らないなあと。やはり実体験にはかなわないです。また行きたいなあと。

景色が美しかったので車を止めては眺めて写真を撮ってを繰り返していました。撮った写真を見てもあのときの感動が蘇らないなあと。やはり実体験にはかなわないです。また行きたいなあと。

見る景色がどれも広大で、仕事で忙しい中で良い気分転換になりました。
できるなら、もっとゆっくり景色を眺めながら何泊もしたいところでしたが、時間は許してくれません。
また余暇が出来たとき、そして暖かい季節で高原の花が美しいときにビーナスラインをまたドライブしたいです。
(なお、ビーナスラインの和田峠から美ヶ原の道は2015/11/24から来春まで冬期通行止めとなりました)

 

ほぼ一周した形で白樺湖に戻り、蕎麦を食べようと適当にナビで探した店が女神湖の近くだったので、長門牧場に寄り道しました。

こちらが白樺湖周辺観光ではマストな長門牧場……って霧が濃すぎて何が何だか…。

こちらが白樺湖周辺観光ではマストな長門牧場……って霧が濃すぎて何が何だか…。

霧がメチャクチャ濃いです(汗)
天気は良いのに女神湖から急激に霧が発生して、ライトを付けないとマトモに運転出来ないぐらいの視界不良でした。
これは日常茶飯事なのかレアケースなのかは不明ですが、女神様のご機嫌が斜めなのは確かなようです。

この旅の目的の一つが「馬とのふれあい」(前日に木曽で木曽馬を見に行った)なので、馬のもとへ足を運びました。

視界不良も関係無しに草をはみはみしているお馬さん。

視界不良も関係無しに草をはみはみしているお馬さん。

羊やヤギも放牧されていて、自由に触ることが出来ます。

羊やヤギも放牧されていて、自由に触ることが出来ます。

連れの者は羊や山羊には目もくれず、馬に声を掛けると寄ってきて「目が合った」とか「心が通じた」と喜んでいましたが、別の人も同様のリアクションだったのをみて「誰でもいいのか…」と肩を落としていました。アイドルみたいな振る舞いの馬だなあと感心しました(笑)

順番が前後しましたが、女神湖のそばにある「せんすい」という蕎麦屋で2回目の蕎麦を食べました。蕎麦豆腐も注文しましたが濃厚な味で良かったです。

順番が前後しましたが、女神湖のそばにある「せんすい」という蕎麦屋で2回目の蕎麦を食べました。蕎麦豆腐も注文しましたが濃厚な味で良かったです。

…ということで、1泊2日長野の旅はかなり長距離ドライブとなりましたが、良い気分転換になりました。
連れの者は長野市内や善光寺にも行ってみたいと言っていたので、まだまだ巡りたいところがありますので、暖かくなったらまた行こうと思います。保養所も悪くは無いのですが(値段を考えるとむしろかなり良好)、軽井沢や上高地へ避暑も良いなあと。

プリウスα君とお別れの時。今回の走行距離は694.4kmでした。燃費は22.6km/l。美ヶ原でも20.0km/lだったとはいえ、やはり当初のアクアかせめて普通のプリウスが良かったなあと。なお、当日は雪どころか凍結もなくスタッドレスは不要でした。

プリウスα君とお別れの時。今回の走行距離は694.4kmでした。燃費は22.6km/l。美ヶ原でも20.0km/lだったとはいえ、やはり当初のアクアかせめて普通のプリウスが良かったなあと。なお、当日は雪どころか凍結もなくスタッドレスは不要でした。

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