ゴールデンウィークに入ったということで、1年半前以来の長野の旅に出ました。
本来はゴールデンウィークも仕事の予定でしたが、その予定が無くなって普通に休日が取れたので、急遽どこか行くところないかなと探していたらゴールデンウィークなのに保養所が奇跡的に空いていたので、即予約。旅程も前回行きそびれて気になっていたところをメインに巡りました。
そして出発当日。ゴールデンウィークの頭だけあって、高速道路(中央道)は渋滞も無く快適に走ることが出来ました。これがゴールデンウィーク真っ只中だと激混みなのだろうなあ…。
途中で諏訪湖を眺めて休憩しつつ、最初の目的地の安曇野に到着しました。「大王わさび農場」という、わさびの農場に行きました。
農場ですが一般開放されていて観光名所となっています。入場料も駐車代も無料で、観光名所としては珍しいです。
この大王わさび農場で有名なのは、わさびづくしのグルメです。
わさびソフトクリームとわさびコロッケの気になる味ですが、わさびソフトクリームは緑色で、所々にわさびの繊維が入っていますが、辛さは全くありません。味も普通のソフトクリームです。テレビの罰ゲームにあるような激辛を想像していましたが、違う意味でびっくりしました。
わさびコロッケも同様に、コロッケの中にわさびの茎や繊維が結構入っていますが、これもまた辛さは全くなしです。熱でわさびの辛みが飛んだのかな?と。子供でも安心して食べられますが、ビジュアルに反してわさび感が少ないのでちょっと残念でもあります。
昼食はレストランで「本わさび丼」を頂きました。
まず生わさびをおろし、それを丼(おかかご飯)の上に載せて混ぜ、醤油で味付けをするというシンプルでありながらわさびをダイレクトに堪能できる丼です。
生わさびを全部おろして丼に入れて混ぜたのですが…。混ぜているとわさびが目にしみます。全部入れたけど大丈夫なのか不安で口にしましたが、とても美味しいです。辛みよりも甘みが強く感じ、おかかご飯との相性は良いです。おろし金に残っていたわさびをそのまま口にしましたが、やはり甘みの方が強く、印象は同じでした。おろしたてのわさびはイメージと違うんだなと感じました。多分自宅で再現しようにも、おかかご飯にチューブわさびではダメでしょう…。
レストランでは他にも、わさびそばやわさびカレーやわさびジュースもあります。わさびカレーはルーがグリーンでかなり気になりました…。
しかし、「わさびアイス」といい「わさび丼」といい、第一印象は「何かの罰ゲームか?」だと思いきや、わさびの旨味や魅力という新たな面に気づきました。わさびって凄いなあと。
わさび園を出たあとは安曇野から戻るように南下。諏訪湖も通過して伊那に到着しました。本当は松本城に行くべきなのですが時間が無かったので…。
伊那は特に有名な観光スポットは無いのですが、連れの者のリクエストで佃煮を買いに足を運びました。
佃煮と言ってもタダの佃煮ではなく、イナゴの佃煮です。道の駅や高速道路のサービスエリアでもイナゴの佃煮や蜂の子の缶詰は販売されているのを見かけましたが、それ以外にも豊富な品揃えの店が伊那にあるということで足を運びました。
外見は飲食店のような感じですが、入ると脇に冷ケースがあり、色々な佃煮があります。店のご主人の方も明るい感じで、入りづらい雰囲気は皆無ですし、地元の方と思われるお客さんも多かった…というかわたしのような外部の人は珍しいかもしれません。
飲食もやっているとのことですが、要予約のようです。
品揃えですが、イナゴや蜂の子、蚕のさなぎ、ざざむしなど、サイズも豊富です。お値段は蜂の子は1000円、イナゴや蚕のさなぎは500円で、ざざむしは瓶詰めの少量のもので1000円弱からです。なお、虫だけでなく、ワカサギの佃煮もありましたのでそれも買いました。
しかし冷ケースに入っていた商品なので要冷蔵だろうなあと。
これからも旅が続くので常温でも大丈夫かなとご主人に聞いたら「1日だったら(常温でも)大丈夫」とのこと。
なお、虫の佃煮を食べた感想ですが、まだ手を付けていないのでまた後日ブログでレポートしようかなと思います。
佃煮を買ったあとは伊那から宿に向けて出発しました。しかし伊那は教習所の近くで「免許を取るには乾杯だ!」という挑戦的な看板(当時はGoogleストリートビューとは反対側に設置)や、国道のストレート道の脇にスピード抑止対策のためか木の板のパトカーとハリボテ警官が居たりと、なかなか香ばしい町です。もっと探索したかったなあ…。
このレポートを昔ネットで付き合いの深かった伊那在住の知人に捧ぐ。

洋菓子店の「グラスリーぺぱん」に1年半ぶりに立ち寄り。お客さんが多かったですし、ゲストブックも書き込みがいっぱいでした。今回のジェラートは「アップルマンゴーとイチゴ」に。サッパリして美味しいです。連れの者は「花豆とマロン」を。こっちはクリーミーでした。
宿では大浴場でゆっくりしたり、食事やお酒を(前述のワカサギの佃煮を肴にして)楽しんだり、連れの者と10年来の付き合いにもかかわらず初ビリヤードと初カラオケをしたりで一夜を過ごしました。カラオケは十数年ぶりながらも楽しかったので、またマメに行きたいなあと。
一夜明けて、早い目にチェックアウトをして戸隠に行きました。お目当ては戸隠そばで、有名店に行きたかったので早出しました。そのそば屋の名前は「うずら屋」という名前なので、Uzla的に見逃せない店です。
ただ、この日は前日の晴天から一転して悪天候でした。長野市街地を目指していくうちに土砂降りになりました。
市街地から戸隠まではアップダウンやカーブの激しい山道となります。土砂降りの上に霧で視界が悪く、気が抜けません。
忍者の里の道は険しいです…。でも天候が良かったら山間からの見晴らしは良かったのだろうなと。
市街地から結構時間が掛かりましたが、なんとか戸隠神社の前まで辿り着きました……が、そのお目当てのそば屋は大行列でした。時間は11時で土砂降りの中にもかかわらず30人ぐらい居ました。土砂降りの中2時間は覚悟するには辛いのでこれは断念だなあ…と。
…ということで、代替として近くのそば屋で戸隠そばを食べました。
「うずら屋」の近くにしましたが、よく考えたら神社の奥や神社までの道中にもそば屋が点在していて、そこにも有名店があったのでそっちにすれば良かったかなあと。
そばだけでなく本来は戸隠神社の奥まで参拝する予定でしたが、連れの者の体力の都合でカットです。
「パワースポットだ」と紹介しましたが、「パワースポットからパワーを得る前にパワーが枯渇する」との事。
まあ仮に体力に問題が無くても土砂降りの中ではかなり辛いですし。
行きでも結構辛く感じた道をまた戻ります。雨は上がり始めましたが、それでも下りはかなり急で、登りよりも怖いので慎重に運転しました。ローに入れたエンジンブレーキでも足りなくて(CVTだから?)フットブレーキを必然的に多用することになりましたが、不安になります。
最後は連れの者のリクエストで軽井沢のチョコレート工場へ。高速を使わずに浅間山の麓を走って到着しました。

「軽井沢チョコレートファクトリー」で買ってきた品々。店ですが、軽井沢のイメージ通り店の作りも客層も良質なので居づらかったです…(故に店の写真もないです)。チョコやラスクの試食が出来たり、コーヒーが無料で飲めたりします。
途中「雷電くるみの里」という道の駅(何故かGoogleMapに出ない…。)に寄って、お土産を購入しました。会社の人向けと、自分用に野沢菜こんぶを…。美味しいです。
軽井沢からは高速道路で上信越道→関越道→圏央道と乗り継いでいって帰路につきました。中央道よりカーブが多くて交通量も多かったので気分的に疲れました…。総走行距離は2日間で763km。前回は694kmだったので今回は結構走ったなあと。
前回も今回も主要スポットを駆け足で見回ったので、次の長野の旅はそれらの結果を踏まえてスローに過ごしたいなあと思います。
次行くとしたら紅葉がきれいそうな初秋かなあと。牧場巡りも良さそうですし。冬にスキーもいいかもしれない。
コメント
Uzlaさんこんばんわ~(^^)ノ
自分もわさび農場に行きましたが、あの清流があってこそわさびがのびのびと育つんでしょうね。
どこかで「ワサビは日本のハーブだ」という文を見たことがありますが、まさにその通りだと思います。
長野県は中山道の宿場も風情があって素敵です。
長野には妻籠宿や福島宿、(岐阜県に越境合併したけれど)馬籠宿などがありますが、個人的には奈良井宿の雰囲気が一番好きです。
もし興味と時間がありましたら♪
ぽちこさん、こんにちは~(^^)
わさび農場は水もきれいでしたし、環境も良く、こういうところで良いわさびが出来るんだなと感じました。
チューブわさびとは全く別だなあ…と。
宿場は木曽の方に多いですね。宿場町はまだ見たことが無いですが、調べてみるとどこも良い雰囲気ですね。
前回・今回と駆け足で回っていたので、次の旅はスローに宿場町をゆっくり散策してみたいなと思いました(^^)