先日、家で使っているUPSのバッテリでエラーが発生しました。
一応説明すると、UPSとは停電時などでもパソコンの電源を一時的に供給する大型のバッテリーのようなものです。
使用しているUPSはAPCのRS400です。2011年の震災の時に「備えあれば」と購入したものなので、6年以上経ちます。
バッテリーは一度も交換しておらず「寿命になったら交換しようかな」と思っていて、ついにその時が来ました。
バッテリーですが、鉛バッテリーのためか純正品は結構値段が高いです。UPSは基本的に業務用(このモデルだとSOHO向け?)なので、あまり個人向けの価格では無いです。
一応互換バッテリーも出回っていて、そちらの方が安価ですし、鉛バッテリーだからリチウムイオンバッテリーなどと違って発火しないだろうなと思いましたが、古いバッテリの回収も受け付けてくれる純正品を買うことにしました。
交換方法は至ってシンプルで、電源コードを抜いて古いバッテリと入れ替えるだけです。
説明書にプラスから抜くって書いていたのでそのまま従いました。車のバッテリは先にマイナスがセオリーなので気になりますが、まあ、説明書優先で…。火花は散りませんでしたし。
抜いた状態で本体の電源を何度かプッシュして本体に溜まっている電気を放電します。
押しても特に無反応でしたが、差すときに火花散らせたくないので念入りに。
あとは、新品のバッテリと交換です。
なんか新品は使用済みよりはるかにボディが擦れています…。
外装はリサイクル品・中身は新品なのは承知ですが、UPSって本体に収めるだけなのにこんなに擦れるものなのかなあ…。と。
プラス差す時に火花が散るかなとドキドキしましたが、少しも散りませんでした。
そして電源コードを差してスイッチをオンにしました。…が。
エラーが表示されました。この状態ではOUTPUTの電源も通過しませんので使用不能です。電源を入れ直しても一緒。マニュアルを参照してもカスタマセンタに問い合わせる必要のある内容でした。バッテリや電源プラグを差し替えても状況変わらず。
バッテリー交換してUPS壊してしまったかな……と思って、ふと気づくと、電源コードがパソコンのモニタのものと勘違いしていたことが発覚…。
UPSの電源コードを抜いてしばらくして差し直すと無事起動しました。
つまりは交換を活線でやってしまった事になるので怖い…。でも、放電のためにスイッチを入れて無反応だったのですが…。バッテリ抜くと電源コード差してても電源入らないんだなあと。
そして、交換済みの旧バッテリはメーカーの指定先に宅配便で送付します。費用は無料ですが送料は元払いで負担となります。
送付先は説明書に載っているのですが、説明書自体何枚もあり、メーカーがシュナイダーエレクトリックだったりエーピーシー・ジャパンだったり、社名が変わったわけではないようですが複雑です。
送付先は関東だとシュナイダーエレクトリックが神奈川の小田原、エーピーシー・ジャパンが同じ神奈川の開成町というところです。
どっちに送ればいいのか分からないですが、シュナイダーエレクトリックのWebサイトに答えが書いていて、正解は全国一律で栃木県の宇都宮…。(2017年10月の時点)
「2017年5月15日現在」(2017年10月の時点)で鮮度の高い情報ですし、説明書の情報が違っててもココに送るようにという旨が書かれていたので、こちらに送付しました。
箱は製品のものを利用して梱包し「ゆうパック」で送付しました。
郵便局の窓口で手渡ししたら小さい箱で軽量だと思ったのか、落としそうになっていました…。手渡しではなく机に置いた方が良いです。
なお、送付して到着しても特に連絡等はありませんでした。
バッテリーは3年ぐらいで交換するのがベストですが、高価なのでまた6年ぐらい使うことになりそうだなあと。
ちなみにこの6年間で停電は2回、瞬停は3回ほどでしたので年1回は役に立ってるかなあ…と。
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