前回のインプレッションが長くなったので、続きであるHUAWEI P20の写真撮影をしてみました。
過去のP9もP10もカメラに気合いが入っていて、その部分をウリにしていましたが、P20も同様です。
P20にはライカと共同開発のダブルレンズを搭載しています。片方が2000万画素のモノクロ(F値1.6)で、もう片方が1200万画素のカラー(F値1.8)です。
最近のスマートフォンはダブルレンズが主流なのは、遠近両方撮影することによって一眼レフのような遠近はっきりしたボケ味を出すよう工夫されたものですが、このP20は何故カラーとモノクロを分けているのかと調べてみると、カラーの場合は色を分解するためのフィルタが必要なのでどうしても光量が落ちてしまうのですが、フィルタが無いモノクロのセンサーが全体のイメージを担当して、色付けなどをカラー側のセンサーが担当して分担しているのだとか。理にかなってるなあと感心しました。
ちなみにP20Proだとレンズが3つ(モノ2000万+カラー4000万+ズーム用800万)付いています。
ここまでレンズがつくと数年後にはRGB各カラー分+モノクロとかズームとか何やらで4つ・5つ付いてきてもおかしくない流れになりそう…。
標準のカメラアプリの機能は豊富で、写真とムービー以外にも、ワイドアパーチャ機能(ボケ味を調整できる)や、RAWで保存も出来るプロモードという特徴のあるモードがあります。いずれもP9から搭載されているみたいですが、スマホでRAWってすごいなあ…と。カメラの機能がすごいといわれているのがよく分かった気がします。

カメラは最大2000万画素相当です(但し2000万画素の場合ズーム不可)。動画は4K対応ですし、プロモードだとRAWで保存も可能です。ちなみにシャッター音は控えめな音でした(音量やシャッター音を変える機能は無し)。
せっかくなので、外に出て自然も撮りに行きたいと手に入れて数時間のP20で撮影に行きました。
当日は土砂降りの悪天候だったので悩みましたが、アジサイを撮りに鎌倉に。これほど雨が似合う被写体は無いだろうなあと。
鎌倉は初めてで、明月院は常に混んでると聞いていましたが、平日で土砂降りだと空いてるだろうと思ったら大賑わいでした…。外国人観光客も多いです。
一眼レフで気合いが入っている年輩の方が多いだろうと思ったら、女性がスマホカメラで熱心に撮っている光景の方が目立っています。
ただ、花にだけ興味があるようで有名な本堂の丸窓の方は興味なさそうでしたが…。そっちは年輩の方で行列を作っていました。
以降はP20の20Mモード(3840×5120)で撮影したものです。撮影モードはすべてオートで、クリック後に表示される画像は拡大縮小トリミングやレタッチなどの加工はしてません。
なお、P20にはAIによる被写体を認識する機能があり自動的に最適な撮影を行ってくれるそうで、その動作にも期待したいなあと。
天候が悪く暗い中、鮮やかに撮れています。
ダブルレンズかつF値の低いレンズなので暗い場面でも強そうで、図らずとも雨の鎌倉はP20の実力が試せる場面だったなあと。
人も多く撮影も立ち止まらないように手早く撮ったのでブレも心配でしたが、失敗した写真は少なかったです(ゼロでは無い。手ぶれ警告も何度か表示)。
AIは「花」「草木」「クローズアップ」と、正しく認識出来ていました。レタッチせず撮ったままの写真にしてはやや派手目な色調になっていますが、記憶色が表現できているという意味ではアリかなあと。今後の旅行が楽しみになりそうです。
この後、北鎌倉駅から近い東慶寺にも足を運びました。こちらは明月院よりも静かで落ち着いて回れますのでオススメしたいです。
拝観料も安いですし、Suicaでも払えるという…。
こちらも魅力的なので撮影して楽しかったです。
例によりP20の20Mモード(3840×5120)で撮影したものです。撮影モードはすべてオートで、クリック後に表示される画像は拡大縮小トリミングやレタッチなどの加工はしてません。
100枚ぐらい撮りましたがバッテリーはあまり減らず、行き帰りも電車の中でスマホをいじっていましたがそれでも大きく減ることがなく、スタミナはかなりある印象でした。長期的にどうなるかが気になりますが、新品の状態だと極端に明るくしたりヘビーなゲームを長くしなければ問題なさそうです。
写真ですがかなり満足なので今後もTwitterとか旅レポで活躍してくれるかなと思います。
今回フルオートで撮りましたが、AIも結構優秀でしたし、誰が撮っても「映える」画が撮れるんじゃないかなと思いました。マニュアルモードやRAWも試したいですし遊べそうです。
ちなみにAIは19種類被写体を認識するらしく、食べ物(フード)や犬や猫も認識できますし、雪や滝もあるみたいです。
試しに犬や猫の写真をカメラに向けましたが、問題無く認識しました。犬と猫の見分けってAIのディープラーニングで定番のネタですし、感心しました。
次回は顔認証やバッテリーの充電など、P20の細かい機能について書こうかなと思います。
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