数ヶ月前に那須の貸別荘を初めて体験して結構いい感じだったので、先日遅い夏休みを取って再び足を運びました。
前回悪天候だったのであまり色んな所に行けなかったので今回は晴れると良いな…と思ったら全日雨で、たまに雨がやんで曇る程度で前回よりヒドい結果となりました。例により色々出かけられず…。那須の動物園やりんどう湖には前々から行きたいのですが今回も断念。

初日に釣りをしようと思ったら高速道路移動中大雨だったので急遽那須のアウトレットに。悪天候な上に平日なのにそれなりに人が居ました。「名探偵コナン」のイベントをやっていて、それ目当てのお客さんも多い感じでした。
タイトルにある「燻製」については、翌日に雨の中強行で実施しました。
ほぼこのために遠出しましたし、今回は少々グレードアップしたので中止という選択肢は無かったです。
前回はダンボール製の燻製キットでしたが、今回は金属製の筐体に変更しました。

ダンボールと同じくSOTO製のスモーカーです。チップに加え、熱源となるカセットコンロも購入。
金属製筐体は繰り返し使えるという他に、高い温度(80~120度)で燻す「熱燻」の場合ダンボールだと難しいので買いました。
あと、チップの加熱のためにカセットコンロを新しく購入しました。本当はパッケージのようにアウトドア用のグリルが最適なのですが、可搬性と費用を考えてカセットコンロにしました。
実際に組み立ててみるとこんな感じになりました。
コンロは中火にして煙が出始めたら弱火にします。中火以上でキープした場合チップが燃えてしまいます。
弱火でも、普通の弱火から火が消えそうなぐらいの超弱火で煙と温度をコントロールします。
なお、チップは今回サクラのみを使用しました。

前回のダンボール燻製でも使用しましたが、温度の見極めのために温度計は必須です。弱火で維持した場合は高め(100~120度)の熱燻、超弱火で熱燻と温燻の境目(80度)ぐらいになりました。
なお、今回の食材は、前回もやったチーズとミニホタテ、今回の新顔はコンビーフ、ちくわ、醤油、スペアリブです。
特に「醤油」は連れのものが一番やりたがっていたもので、醤油を短時間燻すだけで香りが全然違うとかなんとか。
醤油は浅めの皿を用意し、100円均一で買った安い醤油をベースにしました。(上の写真の中段が皿に入った醤油)
熱燻で15分ぐらいで完成です。
これでサーモンを食べるとかなりいい感じでした。マグロだと魚の味が強くてあまり感じませんが刺身醤油みたいな雰囲気です。
あと卵かけご飯が個人的に最高でした。燻製醤油は市販されていますが高価なので、また機会があれば量産したいです。
今回のメインはスペアリブです。下茹でし、1日タレ付けしたものを燻製してみました。
かなりいい感じで仕上がっています。食べてみると脂や骨付近のジューシー感と濃厚なスモークがとてもいい感じでした。
ただ、表面は乾燥しており、パサパサした感じです。これも時間のかけ過ぎと、初の肉の燻製なので念入りに加熱しようと熱燻の上限である120度付近を維持させていました。前述の通り下茹でしていて生肉からではないのでそこまで加熱する必要は無いです。
好みにもよりますが、しっとりとした感じが良ければ30分程度燻す感じで良かったかなあと。燻製は時間と温度で結構変わるもんだなあと。
…ということで、今回のベストは醤油、次点はスペアリブです。醤油はリピート確定ですし、肉はまたリベンジしたいところです。
でも今回の燻製はどの食材もムラが無くどれもいい感じでした。ホタテやチーズは前回より燻された感じになっており、やっぱりしっかりした燻製を行うには熱源は必須だなあと。
でも醤油は日持ちしないので日常的に使うには家での燻製が必要かなあと思い始めました。
…ついに自家製燻製という禁断の領域に踏み込みそうです。

魚釣りは結局最終日に行きました。前回と同じく釣堀「那須フィッシュランド」で今回は渓流釣りです。1時間ちょいでイワナ5匹釣れました。
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