最近久々にシミュレーションゲームをプレイしたいなと思い、気になっていたPS4版の「ファーミングシミュレーター19」というゲームに手を出しました。シリーズは過去から出ていますが、今作デビューです。

そのタイトルの通り、農場で小麦や大豆などの作物を作って経営していくというゲームで、農作の他にも馬や牛を飼って畜産することも出来ますし、木を切り倒して木材として売る林業もできたり農業体験が豊富です。
農場経営っていうと「牧場物語」とかが有名ですが、「ほのぼの」とか「ふれあい」とかのユルいイメージではなく、公式サイトを見れば伝わると思いますが、リアル志向の本当の意味で「泥臭い」感じです。しかも公式サイトは、動画と画像だけで説明文が一切無い珍しいタイプです。「見て感じろ」ということでしょうか…。
加えて、ストーリーやクエストも存在せず、この手のゲームにありがちな出会いとか恋愛、ライバルとの対決とか一切無く、ただストイックに農場を経営していくというスタンスです(一応オンラインマルチプレイは可能)。

ただ、作中で名前を呼ばれることも無く、姿もあまり目立たないのでマルチプレイ以外ではあまり気になりません。
こういうスタンスに惹かれて今回手を出しましたが、その反面操作が難しいかなと不安でしたが、その通りでした。
マニュアル(というよりヘルプ)が簡素すぎて、読むだけではまずプレイできませんのでチュートリアル必須です。機器もトラクターからトレーラー、多種多様なアタッチメントがあり、機械や車好きにはたまりませんが覚えることが山ほどあります…。

まずトラクターの前にウェイトを付けて後ろにアタッチメントを付けてスイッチを入れ……と、最初はトラクターやトレーラーの挙動にも慣れず大変ですが、数をこなしていくことで徐々に慣れていくかと。農家の方はすごいんだなと実感します。

クレーンの操作が難しくまともに載せられません。木材をすこし引きずったまま公道の車に迷惑を掛けつつ運搬完了。この一連の操作で30分掛かる。慣れるまで林業は遠慮します…。
一連のチュートリアルを終えて、やっと通常プレイです。まずは農場と農機一式が揃っている初級プレイです。
初級といっても現金が心許ないですが、過剰なトラクターや飾りで用途がない小屋、既に貯蔵されているサイロから作物を売ればある程度まとまった資金になるので、それを元手にワンランク上のトラクターや幅広のアタッチメントを買い直せば作業効率が良くなります。

あと、他の農場にヘルプに行ってバイト代稼ぎも重要です。肥料撒きが一番楽です。
自分でやるのもいいですが、現場に着いたらこちらで雇ったバイト君にバイトを任せて(二重派遣…)、自分は農場に専念すると効率が良いです。肥料はともかく、刈り取りはバイト君と共同作業しないとキツいです。
共同作業はオンラインマルチプレイでも出来ると思いますが、PS4ではPSPlus会員(有料・3ヶ月で1238円+税)じゃないと不可なので未経験。…というかかなりニッチなゲームなのでプレイヤーがいるのかも未知数ですし。


そんな感じで、結構楽しく農業体験しています。
操作が難しすぎたり、やることが多すぎてのっけから投げ出してしまう可能性は否定できないものの、リアルなシミュレーションやマシンが好きで、ストイックなこの世界観に興味を持った方にはオススメしたいです。
すこしマニュアルが不親切なので充実して欲しいのと、PCからPS4への移植が荒削っぽい部分が多いですが、それもまた”味”ということで…。

解説はすべて英文ですがそれほど難しくないですし便利なアイテムや見栄えのあるアイテムもありますし、新マップもあります。日本のマップが出来たら楽しくなるだろうなあ…と。
次回はプレイ日記がてら既プレイヤー向けにネタを書きたいと思います。(→次回)
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