今使っているパソコンは6年以上前の自作機で、毎年のように新しいのが欲しいなと思いつつ性能も騒音もデザインも全然不満が無く故障もゼロで安定稼働していたのでずっとそのままになっていました。
以前は1、2年ごとに買い換えていた気がしますが昔ほど劇的に性能が上がっている訳でもありませんし。

ただ、ファンの音も大きく鳴り始めましたし、ブラウジングでもたまにカクついたりしますし、いい加減変えないとなと思って本腰を入れて組み替えることに。
SilverStoneの黒いMini-ITXサイズのケース(SG06-Lite)のデザインは悪くないのでそのまま使い回そうかなと思いましたが、abeeというメーカーの「AS Enclosure RS01」というケースが気になったのでほぼ衝動買いとなりました。

サイズはMini-ITXで、今使っているSilverStoneのケースを横倒しにしてやや大きくしたぐらいのサイズ感です。国産で素材はアルミ合金と、塗装も相まって高級感があります。
色はブラックやシルバー、変わり種として今回買ったブルーの他にピンクやブラウン、グリーンまで取り揃えられています。
アルミのPCケースといえば昔から自作PCを嗜んでいる方でしたら今は無き「星野金属工業」の社名が浮かぶかなと思いますが、abeeはその流れを汲んだ会社だそうです……が、2018年に倒産したとのこと。現在は別会社がサポートしているみたいですが、説明書や保証書の社名はアビー名義のままですのでおそらく新造していないと思われます。
パーツはまだ買ってませんが高級PCケースを買ったのは初めてですし、 待ちきれず中を拝見。
PCを組まずしてケースを眺めているだけでも嬉しくなってしまいましたが、大きな不満ポイントが、電源とHDDのアクセスランプが両方赤色というところです。
安価なケースでも今は青色が使われていることが多いですし、少なくとも電源は緑色・HDDは赤色といったかんじで分けられているのが普通ですが、両方同じ色はセンスが悪いです…。
…ということでLEDを交換することにしました。
最初は電源を純緑(安価な黄緑ではない)・HDDを白にしようと思いましたが、純緑のLEDが手に入らなかったので、電源を白・HDDを黄のLEDにしました。
大抵のPCケースはLEDは抜き差しし易い構造になっているのですが、このケースでは結構面倒でした…。ここからが本レポートの本題です。
まずLEDにアクセスするには前面のインターフェイスのパネルをケースから分離するところから始まります。 ケースの説明書にも記載が無い作業なので以降保証外の分解となります(倒産したのでそもそも保証自体ない気がしますが…)
かなり分解してやっとLEDにたどり着けました。正直、PCを組み立てる前で本当に良かったです。組み立てた後だとケーブルを全部抜くことになるのでかなりの手間が…。
LEDはホットボンドで雑に接着されており、簡単に外せないようになっていました。
そこまでして両方赤色のLEDを変えられたくないのかなと思いつつ、ホットボンドとLEDをカッターナイフで取り除き、新しいLEDを取り付ける準備が完了です。
黄色LEDは元のLEDと同じサイズ(3mm径)でしたので、金型とLEDとを固定させるプラパーツにそのまま取り付け固定することが出来ました。しかも固定はしっかりしているのでホットボンドの意味は全くありません。余計なことしなければ良いのに。
問題は白色LEDで、5mm径なのでそのまま取り付けられません。仕方ないのでプラパーツを使わずにダイレクトに装着しました。少々グラつきますが、ホットボンドは使いたくないのでそのままです。
あとは元に戻して完了です。
気になる光り具合は新PCを組み立ててから……では待ちきれないので、現行機のマザーボードにLEDの配線を付け替えてテストしました。白色は大丈夫なんだろうかと気になったままではイヤですので。
やっぱり光量のバランスはHDDのと同じぐらいが良いなと思ったので、苦肉の策としてマスキングテープをパネルに裏側から貼ってみましたが、結構良い感じになりました。
LEDの光り具合も確認できたところで安心して新・自作PCの制作に取りかかれそうです。
今回はプロローグみたいなレポでしたが、制作本番については後日レポートします。(→自作編)
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