安価な一酸化炭素&ガス警報器を導入。

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先日ガス会社の点検の案内が届きました。数年に1回の恒例行事ですが、その際に大抵勧められるのが「ガス警報器」です。リース契約すると月数百円で安心が買えるので悪くはないです。(実際一人暮らししていた時は契約していた)
どうせなら一酸化炭素が検知できる高機能な警報機が良いのですがリース費用がやや割高になります。

そこでリースより購入が良いかなと調べてみたら国内メーカーの機器だと大体1万円ぐらいします(参考価格)。高価ではあるものの、推奨使用期限である5年間使ったとしても月167円ぐらいなので大抵のガス会社のリースより安いです(ただしリースの場合長期稼働で故障したり使用期限で交換してくれますし、転居の場合は中途解約も大抵可能)。

…とはいえ、やはり導入費用は抑えたいモノなので、いっそのこと安いものを選んでみたところ、3200円で売られていた一酸化炭素&ガス警報機を発見したので購入しました。当然海外製です。
「安全に関わるのにいかがなものか」と思われそうですが、無いよりは安心感があると思ったので。

ガス&一酸化炭素検知器のパッケージ。ボール紙でシンプルです。商品説明に何故か「火災警報器」とも書いていましたが火災は検知できません…。
内容品一式。日本語マニュアルもありますが正直あまり役に立ちません(後述)

製品は「BOSEAN」というメーカーで、日本の漢字で書くと「河南省保時安電子科学技術有限会社」ということで中国メーカーです。保時安=BOSEANなのでしょうか。
調べてみると、オゾンや硫化水素を検知できる機器やゴルフなどで使うレーザー式の距離計も扱っている計測機器メーカーっぽい感じです。参考として企業公式サイトにリンクしたいところでしたが変なポップアップが出たのでやめておきます。

マニュアルは英文のものに加え日本語版もついていましたが、翻訳がイマイチなうえに説明が大幅に端折られてあまり役に立ちません。

例えば英文マニュアルでは「ガスは1秒間に1回、一酸化炭素が1秒間に2回アラームが鳴る」という旨が書かれていますが、日本語ではどっちも「ブザーが鳴る」としか書かれていません。
つまり日本語マニュアルだけ読むとピーピー鳴っても何の警報かわからないということでヤウマンタイ(問題あり)です…。

赤枠部分が「警報状態(Alarm Status)」の和訳と原文。他の部分の和訳も怪しいので(この手の製品共通ですが)最初から英文を読むことを推奨します。

のっけから不安になりそうですが個人的には許容範囲です。
この手のものは寛容さと自己解決・自己責任の意識が必要ですのでサポートが必要な場合は手を出さないほうが無難です。

マニュアルを確認したところで設置してみました。
このガス警報器は都市ガス・プロパン両方に対応しているとのこと。設置場所は都市ガスの場合は高所に、プロパンガスは足元に設置します(マニュアルでは天井or床から30cm~1m離すとのこと)。これは都市ガスは空気より軽く、プロパンは逆に重いので守る必要があります。ウチは都市ガスなので高めの場所に設置しました。

賃貸なので穴を開けるのも憚れるので、丁度良い位置にある流し台の天吊棚のネジを緩めて引っかける事にしました。
スマートに設置することができました。

コンセントにプラグを差すと「W-UP」(ウォームアップ)ランプが点滅します。結構点滅時間が長く、消灯するまで3分ぐらい掛かります。マニュアルにも書かれているのですが結構長く感じます。
ちなみに仕様では入力電圧が「110V」と書いていますが、100Vでも問題なく動作します。

ウチの環境ではこのようにスマートに設置することができましたが、間取り次第では難しい場合があります。国産のガス警報器では大抵プラグ部分が分岐になっており換気扇でコンセントがふさがっていても問題ないですが、この場合だと分岐タップが必要になります。また、コードがやや短いので場合によっては延長コードも必要かもしれませんので購入前に設置プランを練ったほうが良いと思います。この手間を考えるとガス会社のリースは面倒な設置も全部お任せできるのもメリットの一つだなと感じます。

設置後にTESTボタンを押下してアラームの音とランプが動作するかを確認をします。
一応動画を撮ってみました。(音が大きく鳴りますので再生時注意してください)

シンプルなブザー音です。音量は隣の部屋にいても聞こえるぐらいの音量で、寝てるときでも連続で鳴っていたら起きれるぐらいで、一般的なガス警報器も同じレベルかと。

で、肝心の「ガスと一酸化炭素を正しく検知できるか」については、冒頭にも書いた通りガス会社の人が点検に来たときにガスコンロに加えてその横にある警報器の点検をしてくれるでしょう……と思ったら警報機には見向きせずスルーされました。ぱっと見でガス警報器に見えないとか出所が怪しい機器だからというよりかは自社契約のリース品以外はテストしてくれない気がします。「こんなの使わずウチのを契約してください」と言われるのを期待していましたが。

都市ガス検知のテストはライター型の「テストガス」というものが市販されていますのでそれを用いて鳴動テストはできますが、マニュアルにはセンサーに悪影響を及ぼすので禁止と記載されています。あと一酸化炭素のテストガスは(当然ながら)売っていません。さすがにテストのためにガスを漏らしたり不完全燃焼を起こしたくないので本番まで待つしかないのかなあと。

ただ、設置から1か月ぐらいたった後に事件が発生しまして、突然一酸化炭素の警報が鳴りました
夕方に料理をしているときにピーピー鳴って「ALARM」ランプが点灯していました。アラームは1秒間に2回の鳴動だったので一酸化炭素だなと思い、すぐに換気扇を回したら鳴り止みました。
今思うと鳴動しているときの動画を撮ればよかったと思いましたが、初めてのアラームにびっくりして対処優先となりました…というかこれが普通かと。

仕様欄を確認すると、アラームが鳴動する一酸化炭素の濃度は100ppm(誤差±50ppm)とのこと。
多いのか少ないのかピンときませんが、調べてみるとこの倍の200ppmで「2~3時間居ると軽い頭痛」がする濃度とのこと。

東京ガスから点検の時にもらった小冊子にも一酸化炭素のことが書かれていました。(0.02%=200ppm)
アラームしきい値8倍の800ppm以降は「失神」や「死亡」と恐ろしい単語が書かれています。

誤差を考慮してもまだ余裕のある数値かなと思ったら、LPガス安全委員会の情報を見ると、欄外に※印で「たとえ0.01%(100ppm)であっても幼児などの場合では、数時間でけいれんを起こすこともあります。」と衝撃の文言が…。欄外ではなく目立つところに記載すべきかと。調理中は必ず換気扇をつけましょう。

…ということで、やはり警報機が無いより有るほうが安心感もありますし、安全意識も高まると思います。ガス単体よりかは一酸化炭素も検知できる警報機のほうが良いことも分かりました。
安物で癖が強いながらも買ってよかったと思いましたが、保安機器ゆえにあまりお勧めはしづらく、普通はガス会社でリースで契約したほうが無難かと思います。

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