マウスはずっとロジクール派で、今まで使っていたマウスはm500tというエントリー向けのものです。一度故障して2018年末から使っているので2年ちょっとです。古くはMXシリーズを使っていたのですが、充電するのが面倒なので有線タイプが一番だなあと。安いですし。

長年愛用していますが、最近になってギシギシ音が鳴るようになったのでだましだまし使っていたのと、マウスが重く感じるようになってきたので軽いマウスに買い替えようかと思いました。
「軽いマウス」というとゲーミング向けでハニカム状に穴を開けた「肉抜きマウス」のイメージがありますが、そうでなくてもゲーミング向けを謳ったものは軽いタイプが主流となっています。
しかし「ゲーミング」と名が付いただけで性能はオーバースペック、価格もハイエンドになってしまいます。そんな中ロジクールでお手頃なゲーミングモデルのマウスがありましたのでそれを購入しました。
モノは「PRO HERO ゲーミングマウス G-PPD-001t」という長い名前のマウスです(以下公式リリースに倣って「PROマウス」と略)。
お値段は5500円でした。「ゲーミング」を謳う軽量マウスは1万円以上するものもある中でお手頃な価格です。安くてもノーブランドだったら躊躇しますが著名メーカーですし、なにより長年のロジクールユーザーなのでまあハズレではないだろうな…と。
しかし、もともと椅子もキーボードもパソコンのマザーボードもゲーミングモデルのを使っていますが、また一つゲーミングモデルが増えてしまいました…。最近Steamでゲームをプレイするようになりましたが、わたしは決してゲーマーではないです。ミドル以上のランクを選ぼうとすると必然的に「ゲーミング」になってしまうということで。
メーカーも「ゲーミング」と銘打てば少々高くても売れると思っているんでしょうけど、やや食傷気味であります。
まずは一番気になる重さですが、メーカー公称値でm500tが144g、PROマウスが85gとのこと。実際に測ってみました。(操作上重みを感じる部分はマウス本体なのでケーブルは除いています)
以上のように、実測で約30gの差となりました。30gというと差は小さいように感じましたが、実際に操作してみるとかなり軽く感じました。「肉抜きマウス」だと50g台のものもあるのでそれと比較すると重いですがゲームがメインの使い方ではないですし個人的に十分かなあと。
マウスはUSBに接続するだけでも使えますが「Logicoolゲームソフトウェア」をインストールすると各種カスタマイズが可能になります。…というか導入しないと使い勝手が悪かったりします。
分解能(dpi)の設定はもちろんですが、デフォルトだと派手にいろんな色に光って落ち着きませんのでカスタマイズは必須と言えます。
肝心の使い勝手ですが、軽さも相まって操作性は良好です。マウスケーブルも細くしなやかなタイプですので引っ掛かりも感じにくくスムーズです。以前のm500tだとケーブルが固く引っかかる感じでしたのでマウスバンジー(マウスケーブルを宙に浮かせるアーム状のパーツ)を買おうかなと思いましたが、コレだと不要です。操作自体もレポートレート1000Hz・分解能2400dpiの設定で的確にポイントできるので満足で、通常の操作では十分な性能と言えます。
こう書くとパーフェクトな仕上がりのように思えますが、個人的に致命的だと思ったのがボタンが軽すぎて誤クリックが多いのが不満でした。
最初は中指に右ボタンを乗せた重みだけで押下されてデスクトップ画面でポップアップが出たりゲームで誤クリックして失敗したりかなりストレスでした。気を付けても右にドラッグしたときに惰性で右ボタンが入ったり…。
ボタンの軽さに慣れたのかボタン自体が重くなったのかは不明ですが3か月掛かって誤クリックが収まりましたが、今でもたまに誤クリックしてしまいます。スイッチをもう少し重くしてほしいですがゲーミングユースなのであえて軽くしているのかな?と。
あとは、個人的にロジクール名物・フリースピン(トグル式の高速ホイールスクロール)が無いのが不満で、ホイールの操作自体もクリック感が強めなので大きくスクロールしたいときに不便なのですが、まあこれはゲーミングなので仕方ないかなと。
なお、ゲーム用途ですが当方シミュレーション等はプレイして忙しい操作でも十分に対応できるので満足ですが、FPS等はプレイしないので「シビアなエイム操作でも満足に対応できるのか?」とかそっち系の性能はレポートできません…。
…ということで、購入当初は少々不満もありましたが、慣れてきて買ってよかったなと思いました。手ごろな価格の割に性能が十分ですし、2年保証もあるので安心感はあります。
次マウスを買い替えるとしてもこの重さ以上のモノには戻れないなあと。
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