Radeon RX6650XTのグラフィックボードを買いました。

2年弱パソコンのグラフィックボードをGeForce GTX 1660 Super搭載のモノを使っていましたが、力不足を感じましたので買い替えることに。当時「4年は使える」と思いましたが、Steamのゲームをインディー系のみならずAAAタイトル含めてプレイするようになってパフォーマンスが物足りないなと感じましたので。

当初はNVIDIAのRTX3060Tiのグラフィックボードにしようかなと思いましたが、電源の要求が600Wなので、現状の450W(CORSAIRのSFX電源「SF450」)では足りず電源も必然的に交換となります。
ただ、電源を変えるとなると狭いITXのケースでCPUファンまで外さないと電源ケーブルがうまく脱着できず面倒なので変えたくないなと。電源もまだ使えるので交換したくありませんし安くもありませんし。

…ということで、450Wでグレードアップを考えるとRTX3050ですが、パフォーマンスに劣ってGTX1660Superからあまり乗り換えるメリットがないかなと思い、それよりも性能の高いRadeonのRX6650XTのグラフィックボードにしました。
Radeon搭載カードは「Radeon R7 260x」以来約9年ぶりですが、Radeonは当時動作が不安定であまり良い思い出がありませんが9年も経てば改善されているかなと思って買ってみることに。
お値段は4万円ちょっとでした。グラフィックボードも高くなったなと思いましたが、これでも登場当初が6万円台でしたのでだいぶマシになったぐらいです…。GTX1660Superも2万円ちょっとで買ったのにコロナ禍&半導体不足で倍以上になっていた時期もありましたし。

安かったASRockのグラフィックカードにしました。低負荷時ファンが無回転になる機能があるのも選定理由の一つです。
今まで使っていたZOTACのGeForceGTX1660Superのグラフィックボード(上)と比較。同じデュアルファンですがかなり大きさが違います。(サイズをろくに調べずに買ったので少し焦りました…)
組み込みましたが、GTX1660Superの時の余裕ぶりから一転、結構ギリギリでした。なお、電源は8pin×1なのでそのまま使えます。

ちなみにこのASRockのグラフィックボードの推奨電源は550Wです。450Wでは結局足りない気がしますが、接続しているデバイスは少なくCPU(Ryzen5 3600)は65W固定でブースト無効にしていますし、グラフィックボードのオーバークロック分を加味しても足りるかなと。…とはいえRX6650XTを450W電源で動かしている人はほぼ居ないみたいなので自己責任&人柱状態です。

ボードを差し替えて起動しましたが、問題なく動作しましたのでドライバを導入して、毎度のように性能と耐久テストを兼ねてFF14Benchを動かしました。

いつものようにFF14Bench。昔はグラフィックがきれいだと思いましたが、最近のゲームをプレイしているとかなり古臭く感じますのでそろそろ別のベンチマークにしようかなと。
結果はフルHDの最高品質で「17295」でした。

無事ベンチマークを5周完走しましたので問題なく450Wでも利用可能と思いましたが、フル稼働時電源からのコイル鳴きが耳障りです。電源の品質によりけりかと思いますが、やはり無理している感じですので電源は変えた方が良いかと思います。昔は非力だったSFX電源も最近は600W以上出せるものが主流ですし。
この記事を読んで推奨の550W未満の電源のPCで動作不良を起こしても一切責任は負えません。

なお、肝心のパフォーマンスですが、GTX1660SuperでのFF14Benchのスコアは「14453」でしたので、数字上では大きな差はありませんでした。
正直ガッカリでしたが、メモリバス幅がGTX1660Superより狭く(GTX1660Superは192bit。RX6650XTは128bit)、実運用でもテクスチャが一気に読み込まれる場面でかなり重くなります。
もしかすると本来はPCIExpress4.0対応(バス幅はx8)のところがPCIExpress3.0接続だからかなと思いますが転送レートは3.0でも十分な気がしますし。
あと、NVIDIAのみに最適化されているタイトルが多いのでこんなものかなと。レイトレーシングをONにすると非実用的な重さになりますし。

ただ、実際のゲームで「BIOHAZARD RE:3」や「Stray」などをプレイするとGTX1660Superと比較して動きはスムーズでした。それでいて発熱も低くファンの口径が大きいおかげか騒音はほとんどなく快適です(自分の環境では電源のコイル鳴きが煩いですが)。

パフォーマンスや画質を良くするためには「AMD Software: Adrenalin Edition」というユーティリティで細かく設定する必要があります。パラメータが色々ありますので試行錯誤は必要ですが、調整する面白みはあります。

「AMD Software: Adrenalin Edition」の設定。プリセットもありますが、ゲームごとに手動で追った方が良い結果になります。

懸念していた安定性は今のところ特に大きな問題は発生していません。さすがに昔に比べて安定しています。

評価としては4万円のボードと考えるとまずまずですが、パフォーマンスは相変わらずWQHD(1440p)メイン止まりの印象なので2年ぐらいが限界かなと。かといって予定通りRTX3060Ti+電源だと倍のコストが掛かりますし、RTX4000番台のミドル版もそのうち出るだろうと考えるとタイミング悪いでしょうし妥協点として丁度良いかなと。
PCごとチェンジまでの中継ぎとして頑張ってもらおうかなと思います。

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