ふるさと納税をしました。

テレビのワイドショーやらバラエティ番組などで「この町にふるさと納税したらこんな豪華な名産品が!」とか、ネットで「こんな変わったモノが貰える」…という感じで、納税の意義よりも返礼品の方に目を向けがちのを今更ながらやってみました。

 

まず最低限の知識なのですが、「何故お得なのか?」というのは、ふるさと納税は控除が認められるため確定申告をすれば実質2000円の負担で済むからです。実質2000円で済む範囲は年収や家族構成により大きく変わるのですが、少なくとも2000円で普通に買い物する以上にお得になることが多いです。あと、複数の自治体に納税しても範囲内でしたら2000円で済みます。

ただ言うまでもありませんが確定申告が必要ですので申告しなければお金が戻りません。
但し、今年度から申告不要な制度もありますし、医療費控除を行ったことがある方はご存じかもしれませんが、申告するとしても想像より簡単に書類がWeb上で作れますし、戻るお金を考えたら些細な手間とも言えます(少なくとも医療費控除のように細々した領収書をかき集めて入力するよりかは…)。

わかりやすく実例を示したいところですが、(少ない)年収がバレるので割愛させて頂きます。ただ、詳しく書かれたサイトは多いですし、後述の代行業者のサイトにも詳しく書かれています。

 

で、実際に「ふるさと納税」を行うにはインターネットが便利です。

「ふるさと納税」で検索すると様々なサービスが出てきますが、これは殆どが市町村の代行となる業者です。
その代行業者の代表で「ふるさとチョイス」というサービスが、扱っている自治体が非常に多いうえに前述の申告関係の情報が分かりやすく纏められていますし、源泉徴収書があれば控除の限度額が計算出来るExcelシートもありますので、「ふるさと納税」を知る教材としてもオススメします。

(しつこいようですが申告関連の予備知識が無いと後々面倒な気分になりがちなので、単純に「お得」だということに惑わされないように事前に勉強したほうが後々困らないと思います。)

申告関連の知識を付けたところで納税したい各自治体を確認します。

通販サイトみたいな感覚で確認することが可能です。
通販サイトみたいな感覚で確認することが可能です。

自分や身内にゆかりのある本当に「ふるさと」だったり、旅行などで気に入った町があればベストなのですが、返礼品をキーに検索することが可能です。……というかそれが目的の方が大多数なので、肉とか米とか野菜とか細かくカテゴライズされているのでワンボタンで絞り込みが出来ますし、納税額で絞り込むことも可能です。産直の通販サイトみたいで納税という気分は皆無です。

返礼品はユニークなものも多く、一日町長だったりとか焼酎1年分(一升瓶365本…)だったりとかカタログを見ているだけでも楽しいです。

あと、単に指定した物を送付ではなく、納税でまずポイントが与えられ、そのポイントと交換で商品が色々選べるというポイント制をとっている自治体も存在します。なんか現金で石を買ってアイテムと交換するスマホゲームのような感覚だなあと。こんなカジュアルで良いのだろうか。

で、現品にしろポイントにしろ気に入ったものがあれば納税という流れになります。

わたしは30kgの玄米を選択しました。
わたしは30kgの玄米を選択しました。

手続きはフォームに住所氏名などを記入して申請します。自治体によってはその場で手続きが出来ず、申請書を印刷・送付して申請というパターンもあります。支払い方法は銀行振り込み(口座振替やペイジー)が多いですが、自治体が対応していればクレジットカード払いも可能ですし、代行業者によっては特定のキャリアの携帯通話料と合算して支払えるものもあります。

わたしはクレジットカードで申請しました(但し、「カード払いの場合は別のサービスでお願いします」と書かれていたので他社で申請)。
返礼品は受付完了のメールを受け取った1週間後に届きました。目安には「2週間後」と書かれていたものの、本当に産直の通販みたいでメチャクチャ早いです…。

確定申告のための書類とかはまた後日届くと思いますが、その辺につきましてはまた追記しようと思います。

届いた米30kg。宅配は1箱で来ました。そのなかにお礼の紙と観光案内のパンフレットも同梱されていました。
届いた米30kg。宅配は1箱で来ました。そのなかにお礼の紙と観光案内のパンフレットも同梱されていました。

なお、送付に掛かる日数の目安はサイトに記載されていますが、人気だとそれよりも時間が掛かると思いますし、あくまでお礼という意味の「返礼品」なので気長に待った方が良いと思います。

米で注意したい事は、新米が送られてくるものは当然収穫時期まで待つこととなりますのでシーズンオフですぐ欲しい人には不向きです。
逆に新米が欲しいのに古米が送られる場合もあります。新米か古米かは選択もしくは備考欄に記入を指示している自治体もありますので気をつける必要があります。

頂いた玄米ですが、またコイン精米器で無洗米にしようと思います。
無洗米を扱っている自治体は少ないので玄米の方が有り難いです。(玄米を扱っている自治体も少ないですが…)

 

こんな感じで「ふるさと納税」で返礼品を貰うこと自体はかなり簡単ですので、一度やってみることをオススメします。

アブノーマルチェックを求めてゲーセン巡り(厚木編)

先日発見された15年前のアブノーマルチェックの結果を見てからというもの、まだ設置している店舗でチェックしてみたいと色々調べてみましたが、かなり古いのはもちろん、かなりマイナーなアーケードゲーム(ゲームなのかも不明ですが…)ですし、情報が殆ど見つかりません。
見つかってもお目当ての神奈川県の設置情報ではなかったりと、発見するには自力で調査する方向になりそうです。

まずは神奈川のナムコ直営のゲーセンに何店か行きましたが不発でした。
メーカー直営だと手堅いと思いきや、直営で新陳代謝が良いのか、却って新しいゲームが多くレトロゲーム目的には不向きのようです(全て回ったわけでは無いので時期尚早な判断かもしれませんが…)。

 

で、こういうのはレトロを扱っていて大きめのゲーセンが良いだろうと思って調べたところ、厚木市にある神奈川レジャーランドを発見しました。

レジャーランドは東京台場の店に行ったことがあり(当時はAnswer×Answerプレイの為)、場所に見合わないぐらい巨大でしたがこの厚木のレジャーランドもかなり巨大のようです。

何でもワンフロアにボウリングや釣り堀・ダーツ、ラジコンカーのサーキットなどがあり、入居しているショッピングモールのフロアマップを見てもスーパーやスポーツジムを遙かに上回るスペースですし…。

さらに、8年前に存在しているという情報があったので、これは有力だと思って厚木まで車で1時間掛けて神奈川レジャーランド厚木店に行きました。

厚木の郊外にある「アツギ・トレリス」。規模は大きく、写真で映っている建物は駐車場のみの棟で、奥のほうに店舗棟があります。
厚木の郊外にある「アツギ・トレリス」。規模は大きく、写真で映っている建物は駐車場のみの棟で、奥のほうに店舗棟があります。

駐車場は平日の昼過ぎにもかかわらず1Fと2Fがほぼ埋まっていました。駐車料金は無料です。
お目当てのレジャランは2Fにあり、フロア全体占有しています。

ゲームは宣伝通り最新からレトロなモノまで多数あり、台数も半端ないですが、スペースがかなり余裕があって窮屈な印象はありません…というか、人口密度が極端に低いにも関わらずゲームはフル稼働しているので、どれだけ電気代掛かっているんだろうなと余計な心配をしてしまいます。

誰も人が居ない端の方にあるミディタイプ筐体のゲーム達(殆どは格ゲーかシューティング。クイズゲームは「マイエンジェル」があった)。これでも極々一部(全体の10分の1)です。地方の大型ゲーセンでもここまで置いているところはなかなか見かけません。
誰も人が居ない端の方にあるミディタイプ筐体のゲーム達(殆どは格ゲーかシューティング。クイズゲームは「マイエンジェル」があった)。これでも極々一部(全体の10分の1)です。地方の大型ゲーセンでもここまで置いているところはなかなか見かけません。

ボウリングのレーンもちゃんとありますしラジコンのサーキットもありましたしダーツもありました。卓球台はゲーセンやボウリング場のオマケとは思えないぐらい多く設置されています。

あと、昔デパートの屋上にあったボールプールだとか、お金を入れると動くパンダの乗り物(上下に動くだけのものではなくハンドルがあって自分で操縦出来るタイプ)があったりとか子供の頃を思い出します。
気になっていた釣り堀はバスタブサイズで想像を下回っていましたが(魚の量はみっちり…)、それでも凄いゲーセンだなあと。

小綺麗でプライズモノやプリクラメインのゲーセンが多い中、これぞ「ゲームセンター」というこの雰囲気は個人的に大好きです。近所にあったら毎日のように通っていたかもしれません。

 

QMAもありましたのでプレイしました。
クレサは無くPASELIは割高(120P)ですが、24時間営業エリア内なので(オンラインメンテ時間以外は)ずっと遊べます。
しつこいですが近所にあったらどれだけ嬉しいか…と思いましたが、現行の暁バージョンは個人的に苦手なので休業中です。前バージョンだったら宝石賢者になっていたかもしれません。

平日の昼間とはいえマッチングはグリフィンで3人…。早くも過疎化している気が。
平日の昼間とはいえマッチングはグリフィンで3人…。早くも過疎化している気が。

 

単なるゲーセン巡りレポートになりそうなので本題に戻って「アブノーマルチェック」のチェックですが、広い店内を歩き回って捜索しましたが見つかりませんでした。これはかなり残念です…。

さすがに8年前の情報そのままという訳にはいかなかったようです(その情報元にあった同じナムコの「X-DAY」(余命診断ゲーム)も存在せず)。

 

その代わりといってはなんですが、こんなのを発見しました。

「テクノドライブ」。「アブノーマルチェック」といい「X-DAY」といい、この頃のナムコの診断ゲームは似たテイストのモノが多かったです。
「テクノドライブ」。「アブノーマルチェック」といい「X-DAY」といい、この頃のナムコの診断ゲームは似たテイストのモノが多かったです。

同じナムコの「テクノドライブ」です。
筐体にハンドルとアクセルとブレーキがあり、判断力やテクニックなどを計るためのミニゲームをプレイ(立ったまま画面上の車を操作)するとその結果に応じて判定され、最後に印字されたシートが貰えるというものです。
これまた「懐かしい!」と思う方も多いと思います。

アブノーマルチェックよりさらに遡ること高校生の時にプレイしたら動体視力だけ凄まじい状態だった記憶はありますがそれ以外はダメダメで、それ以来のリベンジとなった今回もダメダメで、評価は最低の「E-」でした。

…というかブラウン管のディスプレイが同期ズレしているのか単に劣化しているのか一部が見えなかったり、コントローラーの効きもイマイチのような気がします。

おそらくメンテされていないせいか画面が見づらかったりとプレイ環境はイマイチです。筐体には「コイン2コ入れる」と書いていましたが1コでプレイ出来ます。
おそらくメンテされていないせいか画面が見づらかったりとプレイ環境はイマイチです。筐体には「コイン2コ入れる」と書いていましたが1コでプレイ出来ます。

…で、肝心の結果シートですが出力されませんでした(汗)

単なる紙切れだったら店員さん呼ぼうかなと思いましたが、隣にあったセガの「タッチ・デ・ウノー!2」をプレイしても結果が印字されませんでしたし、レジャラン厚木のローカルルールかもしれません。「紙は出ません」ぐらい張り紙すれば良いのですが…。
画面上でもある程度の結果は出ますが、紙の内容の方がいろんな意味で濃く書かれているのでかなり残念です。

あまり見かけない「タッチ・デ・ウノー」。図形や数字の右脳系ゲームで結果が診断されるという脳トレブームだったときに出回っていました。ちなみにDSにも移植されています。
あまり見かけない「タッチ・デ・ウノー」。図形や数字の右脳系ゲームで結果が診断されるという、2005年の”脳トレ”ブームより前から存在していました。ちなみにその脳トレブームを受けてDSに移植されています。
結果は「まずまず」とのこと。図形系はイマイチでしたが、数字系で稼ぎました。
結果は「まずまず」とのこと。図形系はイマイチでしたが、数字系で稼ぎました。

…ということで、「アブノーマルチェック」を探す旅はまだ続きそうです。
神奈川が全滅していたら他県に進出しようかなあと。

 

本文と全然関係ないのでここに長々書きますが、帰りは高速を使って海老名SA(上り)でメロンパンを買いました。「馬なり1ハロン劇場」(単行本だと2014年秋版)で取り上げられて前から気になっていたので「海老名SA上り限定」と書かれていた成城石井で購入。ほかにも箱根のパン屋や土産屋にもありました。ただ、土産屋では何故かカレーパンの方を強くプッシュしていました。そういえば「馬なり」ではイスラボニータが何故かカレーパン推しだったなあ…と。
本文と全然関係ないのでここに長々書きますが、帰りは高速を使って海老名SA(上り)でメロンパンを買いました。「馬なり1ハロン劇場」(単行本だと2014年秋版)で取り上げられて前から気になっていたので「海老名SA上り限定」と書かれていた成城石井で購入。ほかにも箱根のパン屋や土産屋にもありました。ただ、土産屋では何故かカレーパンの方を強くプッシュしていました。そういえば「馬なり」ではイスラボニータが何故かカレーパン推しだったなあ…と。

なつかしのアブノーマルチェック。

先日実家に帰って掃除したら懐かしいモノを見つけました。

それは14年以上前にプレイした「アブノーマルチェック」の結果シートです。

これがその結果シート。感熱紙な上、かなり古いのでヨレヨレです
これがその結果シート。感熱紙な上、かなり古いのでヨレヨレです

そもそも「アブノーマルチェック」って何?といいますと、ゲームセンターに置かれていたナムコの心理テストのようなゲームで、何点かの質問に答えてその結果によってプレイヤーがアブノーマル(異常)であるか否かを診断するゲームです。
過去にいろいろな人が回答したデータを元にして少数派であればあるほど「アブノーマル」となります。

詳しくはWebで…。…というか十数年前のゲームですし社名がバンダイナムコに変わっても公式サイトが未だに存在することに驚きです。「マイエンジェル」のWebサイトといい、バンナムは物持ちの良いメーカーだなあと。

 

で、今回発掘された結果シートですが、内容は「大阪府版アブノーマル診断」です。なんで大阪?というと、当時は大阪府民だったので…。

オフ会で関東からはるばる来阪された方を歓迎して、通天閣の中にあったこの「アブノーマルチェック」をみんなでプレイした時の結果です。
そのオフ会の時のデジカメ写真やWebで公開していた日記帳(当時はブログでは無い)を見ると、プレイした日は2001年3月4日(日)だそうで、14年以上前(当時学生)です。
こびと工場長さん見ていますか~?…って見てる訳無いか(汗)

 

結果シートはヨレヨレで黄ばんでいるものの、感熱紙なのに印字状態はキープしていたのでデジタル保存しました。書籍の自炊の時に使った「ScanSnap」は便利だなあと。

で、肝心の内容が普通だったらここで公開しませんが、あまりに酷かったモノで…。

記録の前半。この内容だけでも結構凄まじいです(汗)
記録の前半。この内容だけでも結構凄まじいです(汗)

…ということで、メーターが振り切っている超アブノーマルのヘンタイ番長です。当然ですが、”素”でプレイしてこの結果です。
順位は100人中100位の最下位で、7万7千人の逸材ということで…。大阪府民じゃなくて山梨県民と認定されてますし(汗)

この結果が影響したのか定かではありませんが7年後に神奈川県民になって今に至ります。

記録の後半のヘンタイ番長の結果です。個人的に門真じゃなくて光明池だったらもっとヒットしてたなあと。
記録の後半のヘンタイ番長の結果です。個人的に門真じゃなくて光明池だったらもっとヒットしてたなあと。
これがシートの裏(クリックで全部表示)。アブノーマルっぷりが凝縮されていますがさりげなくまともな解説も。ハードが稼働していても公式のシートは今でも供給されているのかなあと
これがシートの裏(クリックで全部表示)。
アブノーマルっぷりが凝縮されていますがさりげなくまともな解説も。ハードが稼働していても公式のシートは今でも供給されているのかなあと

ちなみに今でもごく僅かではあるものの、稼働している店舗があるそうです。
今度は逆に神奈川県版を受けてみたいと思います。設置されている店舗があったら…。

「自炊」こと、書籍の電子化をしました。(スキャン編)

前回、下ごしらえとして書籍を1枚1枚カットしましたが、今回は調理の部分である電子化(スキャン)の部分です。

電子化にはスキャナが必要です。
最近ではプリンタにコピーもできるスキャナが付いている複合機も多いですが、これらは大量の紙を取り込むような用途には向いていません(事務所にあるような大型複合機なら別ですが)。基本的に1枚ないし、多くても数枚程度の取り込みか、スキャナを利用したコピー用途が正しい使い方で、少なくとも自炊の用途にはハード・ソフト共に力不足です。

ウチのプリンタも複合機(ブラザーのMyMio)で、この機種にはスキャナにADF(紙送り機構)も付いていますが、ソフトが書籍の取り込みに考慮されていないので自炊には向きません。
ウチのプリンタも複合機(2009年に買ったブラザーのMyMio)で、この機種にはスキャナにADF(紙送り機構)も付いていますが、ソフトが書籍の取り込みを考慮していないので自炊には向きません。

 

…ということで、今回はスキャナ専用機で、しかも自炊用途にベストマッチしたモノを手配しました。

富士通 ScanSnap iX500。自炊用途に最適なスキャナです。少し前までは3万円台で買えたのですが今は入手困難で、定価以上のボッタクリ店も存在しますので注意です。
富士通ScanSnap iX500。自炊用途に最適なスキャナです。少し前までは3万円台で買えたのですが販売が終了し、今は入手困難で価格が上がっています。
※追記:2015/2/6に新モデルが発売されるため現行モデルの在庫が少なくなったのが原因だと思われます。

 

見た目は(失礼ながら)一昔前の安物プリンタのような面構えですが、読み込み速度は毎分25枚で1回のスキャンで裏表同時に読み込みます。
読み込みと同時に上下左右の向きも自動補正しますので、紙を入れて読み込ませるだけで簡単に電子化出来てしまいます。
(詳細は上記の公式サイトにて。機能がかなり多く紹介されていて性能は良い事が伝わると思います)

 

これを使って実際に取り込みたいと思います。セットアップは付属のCD-ROMでドライバとソフトをインストールした後、USB(3.0にも対応)で接続するだけで完了です。
(iX500にはWi-Fiを利用して無線でPCはもちろんスマホやタブレットに直接取り込むこともできますが、ここでは触れません)

セットアップが済んだら紙をセットして本体のボタンを押して取り込み……と書きたいところですが、その前に画質の調整を行うことをオススメします。

ScanSnapの画質などのセットアップ画面。裏移りの防止や濃さの調整、圧縮率の変更などきめ細かく設定出来るので、ベストポジションを見つけるために調整とテストを繰り返すと良いと思います。
ScanSnapの画質などのセットアップ画面。裏移りの防止や濃さの調整、圧縮率の変更などきめ細かく設定出来るので、ベストポジションを見つけるために調整とテストを繰り返すと良いと思います。

個人的には文庫本や小説などはファイン画質(200dpi)で、漫画など絵がメインの場合はスーパーファイン(300dpi)がオススメです。「裏写り防止」にチェックを入れると文字や絵が掠れる(裏写りの方がマシと思える程)ので付けない方が良いと思います。
カラーのページや表紙はもちろんカラーですが、モノクロのページはグレー(≠白黒。白黒は2色しか使わないので文字や絵が見づらくなる)に設定します。

ただ、コレはあくまで個人的なベストというかあくまで目安なので、容量や画質を天秤にかけて画質や圧縮率の調整を行います。調整したら試しに何ページか取り込んでみて良さそうだったら本番に進みます。

 

まず取り込みたいページを後ろ側で上面が下になるようにセットします(手前が最終ページ)。1回でセット出来る紙は50枚(コピー用紙の紙質の場合)となります。

取り込み中。シュコッ…シュコッと小気味よく読み込んでくれます。50枚があっという間に感じます。
取り込み中。シュコッ…シュコッと小気味よく読み込んでくれます。50枚があっという間に感じます。

で、ここで早速の疑問。「途切れたページの連結はどうすれば良いのだろう?」と思うかもしれません。
2つのファイルを「ScanSnap Organizer」で編集して繋げることも可能なのですが、一番楽な方法は「継続読み取り」というオプションをオンにすることです(先ほどのセットアップ画面の一番下のチェックボックス)。

これを行うことで最初にセットした紙の取り込みが完了した後に待機状態になるので、続きのページを補充してボタンを押下すると続けて読み込ませることが可能です。全ての取り込みが終わったら、画面上の完了ボタンを押すと1つのファイルとなります。

 

これで一応完成ですが、応用編として表紙カバーのスキャニングについて書こうと思います。

表紙のカバーは裁断機などでカットせず、長い紙のまま「スーパーファイン」の片面で取り込みます。
折り癖はなるべく無くした状態で、端部を持ったまま取り込みボタンを押して軽く引っ張る感じで取り込むと、紙詰まりもなくスムーズに取り込むことができます。(文章では分かりづらいので写真や動画を撮りたいと思いましたが手が塞がっているので…)

で、文庫本のカバーならともかく、漫画本以上のサイズになると取り込みサイズを手動で最大まで設定してもサイズオーバーで端の方が切れた状態になります。

この解決策ですが、少し裏技っぽい感じですが本体のボタンの長押し(3秒以上押下した後離す)で取り込むことが可能になります。
実際は裏技でも何でも無くてマニュアルに載っていますが(オペレータガイドの260ページ)、便利な機能なので紹介します。

取り込んだ後は「ScanSnap Organizer」の編集画面でトリミングして表紙や裏表紙にします。

長い表紙もきれいに取り込めます。これをトリミングし最初と最後のページに置けば市販の電子書籍みたいに見えますし、背表紙や折り返しの部分(著者のプロフィールやコメントが載っている部分)とかも保存出来ます。しかし自分は何でこんな本を持っているのだろう(汗)
長い表紙もきれいに取り込めます。これをトリミングし最初と最後のページに置けば市販の電子書籍みたいに見えますし、背表紙や折り返しの部分(著者のプロフィールやコメントが載っている部分)とかも保存出来ます。しかし自分は何でこんな本を持っているのだろう(汗)

編集画面では取り込んだページのコピペや移動、ページを指定した後にスキャンをするとその前後のページに挿入も出来たりとかなり便利なソフトです。取り込んだ直後だけではなく過去に作成したPDFを後で加工することも可能ですし、付属のソフトだけでここまでできるとはなあと感心します。

 

更に応用その2として、この「ScanSnap Organizer」にはOCR機能があります。

OCRというのは画像の文字を読み取って実際の文字に起こす機能のことで、これを行うことで文字列の検索や、文字の選択してのコピーも行うことが可能になります。
気になる解析速度ですが、1秒で2~4ページ解析出来るぐらいの速度(当方のPCはCorei7-4770S搭載)です。

「検索可能なPDFに変換」で文字情報を付与することができます。これは取り込んだ後のPDFでも可能です。気になる解析速度ですが1秒で数ページ解析(当方のPCはCorei7-4770S)出来るぐらいの速度です。
「検索可能なPDFに変換」で文字情報を付与することができます。これは取り込んだ後のPDFでも可能です。

参考書とかに有効な機能ですが、小説や漫画でも台詞やタイトルなどを検索して読みたいシーンまで持って行けるので便利になります。
なお、文字が潰れていたりルビが付いているものについては誤った文字として認識しますが、おおむね読み取り率は良い方で実用レベルです。

 

さて、取り込んだ書籍(PDF)ですが、これについては色々なリーダーがありますのでお好みのモノをチョイスする楽しみもあります。
スマホやタブレットではわたしは「SideBooks」というソフトを使って読んでいます。PCで熟読することはあまりないのでそっちは「Adobe Reader」で…。

(モザイクだらけで恐縮ですが)「SideBooks」というソフト。わたしはAndroid版ですがiOS版もあります。使い勝手が良く、一番気に入っているのが右綴じと左綴じがワンボタンで切り替えられるところだったりします。
(モザイクだらけで恐縮ですが)「SideBooks」というソフト。わたしはAndroid版ですがiOS版もあります。使い勝手が良く、一番気に入っているのが右綴じと左綴じがワンボタンで切り替えられるところだったりします。

スマホやタブレットで気になるのはデータのサイズですが、わたしの設定では200~300ページの小説で20~30MB、150ページぐらいの漫画本で50MBぐらいです(別のソフトを使ったり工夫することで更にサイズを縮める事も可能ですが苦労に見合うほどの容量では無いのでわたしはそのままです)。

数十冊ならともかく100冊以上いれるとかなりの大きさになるので、ある程度ラインナップを絞っておくか、対応していればSDカードに入れておくと良いと思います。

 

…ということで、推定60冊の電子化が終了して本棚がクリーンになりました。
全て電子化したわけではなく、厚すぎる図鑑(しかも見開き写真が多い)や画集などコレクション価値のあるようなものは現状のままだったりしますが、それでもモノが少なくなってスッキリしました。
実家にある電子化したい本がさらに50冊ほどあるので、それもそのうち取り込もうかと思います。


「自炊」こと、書籍の電子化をしました。(裁断編)

先日自分の手持ちの書籍を電子化しようと「自炊」をしてみました。

「自炊?ご飯?」と疑問に思われることも無い程浸透した「自炊」ですが、個人的に電子書籍を読むようになったのはつい先日のことです。

今は電子書籍ブームも落ち着きましたが、スマホやタブレットで読書するというスタイルは定着しつつあります。※写真は「青空文庫」内の書籍を表示した内容です。
今は電子書籍ブームも落ち着きましたが、スマホやタブレットで読書するというスタイルは定着しつつあります。
※写真は参考用として「青空文庫」内の書籍を表示したものです。

それまでは「小さいスマホの画面で見たくないしなあ」と思っていましたが、実際に試してみたらそれほど違和感もありませんでしたし、古本でも置いていないマイナーな本や古本でプレミアが付いているような高い本でも安価で手に入ります。
(電子書籍の販社によりますが)パソコンの閲覧ソフトでも利用出来て大画面でも読めたり、そして先日タブレットを購入してさらに読みやすくなったので、そろそろ「自家製」にも挑戦してみようかと思いました。

 

「自炊」のメリットは、やはり本が無くなって本棚や部屋がスッキリすることが大きいです。
あと、気に入った本を永久保存出来る事だと思います。

で、その「自炊」ですが、どういう風に調理するのかですが、書くのも憚れるほど工程は単純です。

(1) 綴じている部分(背面)をカットし、紙の束にする
(2) 1)を「スキャナ」と呼ばれる、紙の記録を画像として取り込む機器でデータ化する

スキャナでデータ化するためには紙一枚一枚を読み込ませて取り込む必要があるので、本を解体する必要があります。
(解体せずに本を開いた状態で取り込める特殊なスキャナもありますが、扱いは難しく基本的に特殊用途です)

綴じている部分をどういう風にカットするかは色々方法がありますが、紙の束を一気にカットする裁断機(よく学校に置いている刃が付いた台)を使って背面をエイヤッと一刀両断する方法がありますし、アイロンを背面に当てて糊を溶かしてほぐしていく方法の二つに分かれます。

刃が付いた裁断機とはこういうのです。学校や事務所で見かけますね。(photo credit: GlennFleishman via photopin cc)
刃が付いた裁断機とはこういうのです。学校や事務所で見かけますね。
photo credit: GlennFleishman via photopin cc

裁断機だと作業の効率は良いのですが、高価です。安価なものもありますが切れる枚数が少なかったり切れ味が悪い粗悪品もあります。あと裁断機といえど万能では無く、ゆがんだり重ねすぎて上手く切れずに端が曲がって切れてしまうこともあるため慎重に切る必要があります。

そしてアイロンの方法ですが、普通に家庭にあるアイロンだけで出来るのでコストはゼロですが、慣れていないときれいに解体出来ません。

アイロンで解体する場合、背に適温で暖めて糊が柔らかくなったタイミングで剥がします。
アイロンで解体する場合、背に適温で暖めて糊が柔らかくなったタイミングで剥がします。

糊が残ったりするとスキャンするときに紙詰まりの原因になりますし、紙詰まりは紙面のダメージにも繋がるのでこの方法で行う場合はダメになっても惜しくない本で練習してからチャレンジすると良いと思います。

 

で、わたしが採用した方式は裁断機です。
コストは掛かりますがやはり失敗したくないですし、自炊したい本が大量にあるので作業効率も良くなるので時間をお金で買ったと思えば良いかなあと。

…ということで、裁断機を購入しました。
…ということで、裁断機を購入しました。

モノはカール事務器のDC-F5100です。最大50枚の紙が裁断出来る高性能の裁断機です。
お値段は購入当時で12000円ぐらい…定価が19000円なのでお買い得だったとはいえ値が張るなあと。
ちなみに10枚ぐらいのスペックで良ければ(もしくは妥協出来れば)下位で旧モデルのDC-200Nがあります。こちらは定価5000円ですが、2000円以下で買えたりします。

この裁断機ですが、先ほどの写真のような刀ついたような裁断機ではなく、「ディスクカッター」というもので、右側の手持ちの部分に刃の付いたディスクが内蔵していて、前後に動かすことによってその刃が回転し、押し切るをいう仕組みのものです。

紙を挟んでロックを掛けた後、カッターが内蔵されたスライダーを往復することにより切断する仕組みです。
紙を挟んでロックを掛けた後、カッターが内蔵されたスライダーを往復することにより切断する仕組みです。

刃が露出しないので安全性も高いですし、切断前に紙をロックして押しつけるので紙がズレにくいですし、何往復もして切る仕組みなので終端も曲がって切れること無くきれいに仕上がります。

なお、裁断機を購入する際には替えの刃やカッターマット(カッター底面のゴム状のパーツ)などのオプションも同時に購入することをお勧めします。いずれも普通の店では手に入りづらいものですし、作業を中断する要因になります。

仕上がりや切れ味に大きく左右されるカッターマット。地味な存在ながら縁の下の力持ちです。
仕上がりや切れ味に大きく左右されるカッターマット。地味な存在ながら縁の下の力持ちです。

刃やマットは数十冊分程度の裁断では消耗しませんが、背面のステープラの芯や異物を巻き込んでしまうと刃がなまり切れなくなってしまいます。
あと、地味な部分ですがカッターマットは刃よりも消耗しやすいパーツです(すり減っていると紙と刃が密着しないため)。
通常の使用で切れにくくなったと感じたら刃よりも先にマットを交換します。

 

…ということで、早速実践です。

サンプルは井崎脩五郎先生の著書です。ウソかホントか知りませんが古今東西の馬の話(大半は競馬関係で無い)満載で結構お気に入りです。
サンプルは10年以上前に買った井崎脩五郎先生の著書「馬の耳に真珠(文庫版)」です。ウソかホントか知りませんが古今東西の馬の話(競馬関係に限らず)満載で結構お気に入りです。

一気にエイヤッと一刀両断したいところですが、50枚しか切れない裁断機なので一回では切れません。
なので50枚(100ページ)以下ごとに分割する必要があります。

分割は至ってシンプルにカッターナイフを使って分けていきます。カッターナイフは小さいモノだと力が加わりにくく切りにくい(=切り口が悪くなりやすい)ので、大きめのタイプをオススメします。

裁断機の枚数を考慮しながら分割します。※写真は(撮り忘れたので)別の本を加工している場面です
裁断機の枚数を考慮しながら分割します。※写真は(撮り忘れたので)別の本を加工している場面です

なお、「○○枚」という裁断機のスペックは紙の目安が基本的にコピー用紙なので、それを基準に本の紙質で判断します。

たとえばサンプルのような文庫本でしたらコピー用紙以下の薄さなのでスペックどおりでも問題ありませんが、ハードカバーの本や、漫画本にはやや厚めの紙質のモノ(漫画はA5版のものが多い)の場合は半分ぐらいを目安にします。
そもそもディスクカッターの場合は厚すぎると挟めずロックが掛けられませんので少なめを意識すると良いです。刃を往復する回数も少なくて済むので気持ちよく切れると思います。

 

分割が終わったらいよいよカットですが、背面側の余白は比較的大きいのである程度余裕を持って切ります。

あまりムダに切らないように切断面をかなり少なくしてしまいがちですが、糊が浸透しているところまで残ってしまうので、背面を切断しても繋がったままだったり、切れているように見えても一部のページが繋がっている場合があります。特に後者はスキャナに掛けるとき重送(2枚以上重なってスキャンされる事。当然、間のページが抜ける)の原因になるので余裕を持って切ると良いです。

ディスクカッターはまっすぐカットすることが容易ですが、それはまっすぐセットすることが前提の話です。
ある程度当たりを付け、付属のガイド(文鎮状の物)を本の端側にセットした後、手前側の凸部に押しつけるようにセットするとガイドがまっすぐになります。
以降はそのガイドを基準にカットしますが、ガイドをずらしてしまわないように丁寧にセットしないと当初カットした物と大きさが違ってきますので最後まで慎重に行います。

なお、自炊は見開きの写真や絵のページに弱いです。上手く繋げるのはかなり困難なので、諦めて最初から余裕を持って切る方が良いと思います。

…ということで切断完了しました。切り口がきれいです。
…ということで切断完了しました。切り口がきれいです。

切断したら、紙を親指でパラパラとめくり、軽くほぐしながら重なっていないかを確認します。
文庫本だと紙質のせいか札束をめくっているような感覚になります。めくるほど札束持ったことないけど。

糊が残っている部分を見つけたら丁寧に剥がします。ここの手間を惜しむと先ほども書きましたがスキャンするときに重送や紙詰まりを起こして紙がグチャグチャになったりと余計手間になります。

 

さて、次回はメインである電子化の工程です。これも単純にスキャンするだけで無くコツや、活用法がありますのでご紹介したいと思います。

(次回に続く)