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痔ろう闘病記 – 発症から入院まで。

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◆発症まで

2014年に入り、体がだるくなったり熱が出るなど体調を崩すことが多くなりました。

少々疲れているのかなと思いながらも通勤したりジムにも通っていましたが、それに加えておしりが痛くなるような独特の感覚がありました。ふと「痔なのかな?」と思いましたが、肛門では無くその周りが痛むのでよく分からない状態でしたので、とりあえず様子見をしていました。

もしかしてジムで強い筋トレ(当時は足など下半身のトレーニングを重点的に実施)をやっているからかなと思いましたが、それでも不自然な痛みで、心拍数を計ると軽い運動をしても簡単に130を越えてしまいます。
ジムの運動をしばらくやめても状況は変わらないどころか痛みは段々と増すばかりとなりました。

 

そしてその月末にその痛みが激しくなり、熱もかなり高くなり眠れないほどの状態で「これはおかしい」と思って病院に行くことにしました。

…とはいえ、「肛門の周りが痛いって何の病気なのだろう?」と思いながらも一応肛門科に行くことにしました。
熱だと内科かもしれないし、筋肉の痛みだと肛門でもなさそうですし。ただ、とにかく謎の症状なのでとりあえず診てもらうことが最優先だと思いました。笑われて「それは別の科だよ」とか言われたらそのときにしようと。
そしてその翌朝、一睡もしない状態で朝一番に病院に行きました。

 

◆初めての肛門科と衝撃的な「痔ろう」の診断

肛門科の病院に行くのは初めてで、どんな感じなのかも分かりませんでしたが、病院は患者の方でかなり多くの待ちが出来ていました。

中の雰囲気も肛門科と言われなければただの内科の病院のような感覚です。しいていえばドーナツ型のクッションが何個か用意されているぐらいです。

初めてなので問診票に書きましたが、症状の欄は「血が出る」とかのような普通の痔のような項目ばかりで適当な症状の項目が無く、「その他」の欄に「肛門の周りが痛む」という旨を書きました。
候補にも無いって事は本当に別の科の病気なのかなあと不安になっていたら、名前を呼ばれて診察室へ。

 

予備知識もないまま病院に行ったので、肛門科の診察はどのように行われるか分かりませんでしたが、看護師の方がベッドのような診察台で横這いになるように指示されたあと、ズボンを少しずらしてその上からバスタオルを掛けて医師の方の診察が始まります。

 

そして医師の方がやってくるなり肛門とその周りを触診しました。かなりの痛みです。
その後、何かを塗られた後、何かを差し込まれました。
(塗布されたのは麻酔薬、差し込まれたのは「肛門鏡」と呼ばれる診察器具らしいです)

かなりの激痛で、思わず「痛いです、痛いです」と言ってしまいました。

そして「ここが痛い?」と言われて、ピンポイントで触れられて同じく激痛が走り…。とにかく早く終わって欲しいと思うぐらい感じたことの無い痛みでした。

肛門の診察ってこんなに痛いものかと思ったら全然違うようで、医師の方から自分の耳を疑うような発言が…。

「これは痔ろうだよ、痔ろう。即入院と手術が必要だよ。」

「え?…。」
気が動転しました。「即入院」とか「手術」とかいきなり宣告されるほどの病気なのかと。

「えっと、それほどひどい病気なのですか?」
そう聞くとその「痔ろう」という病気について細かく説明して頂けましたが、医師の方もやや強い口調でしたし、「即入院」とか「手術」とか言われて、元々の熱とだるさも相まってフラフラの状態になりあまり頭に入らず。

仕事の事もあるので「すこし待って頂けますか?」と言うと駄目だと言われましたが、仕事の調整後入院と手術をするということを言うと、血液の状態を調べるために採血され、抗生物質を出すのでこれで様子を見るようにと診察を終えました。

 

そしてその後、看護師の方から入院と手術についての説明を受けました。

「入院のご案内」という入院にあたって準備するものから過ごし方と注意事項まで書かれたパンフレットです。
自分の心の準備が出来ていないうちに話が進んでいき信じられない気分でしたが、それほど重い病気なのだとショックを感じながら病院を後にしました。入院も手術も人生一度も経験が無いので尚更です。

 

◆「痔ろう」とは

帰宅してから初耳だった「痔ろう」について色々調べました。

すると結構情報が載っており、病院の医師から元患者の方のブログまで、痔ろうを扱っているサイトがかなり多く、それほど珍しくない病気なのだなと思いました。

 

その「痔ろう」について簡単に書くと、肛門に存在する隙間に細菌が入って、その細菌がトンネルのように皮膚を貫いていくという症状です。細菌が入る原因は主に下痢などによるもので、通常の痔とは違い誰にでも発症する可能性があります。

トンネルが作られると膿が溜まり、それが激痛と発熱の原因となるということで、まさに自分の症状とピッタリだと思いました。

トンネルが一度作られるとふさがることは無く、手術で治す必要があり、そのまま放置すると膿がまた溜まって激痛と発熱が繰り返され、さらにそのトンネルが縦横無尽に広がってひどくなったり、最悪の場合ガン化するというショッキングな説明が書かれていました。

※数ある中でも、医師の方が非常にわかりやすく書いているサイトがありましたのでリンク致します。
→「よく分かる大腸肛門科」(「痔ろう・肛門周囲膿瘍」の欄)

「肛門の近くが痛い」というのもトンネルがかなり深いようで、医師の方も「かなり奥に広がっている」と言っていたのでコレもまた一致します。ちなみに「奥に広がっている」というのは痔ろうの中でもかなり重度のレベルで、「即入院」と言われても無理ないな…と思いました。

他にも気になるのがやはり手術ですし、入院も初めてなのでその過ごし方も分かりませんし、とりあえず知りたいことだらけでした。仕事の休みが取れるかも不安ですし、お金も掛かるなあ…と。
そして翌日、会社へその旨を報告したところ休みは取れることに。仕事の調整も入院のスケジュールが決まり次第となりました。

しかし「痔ろう」って会社に言っても「痔の病気なんかで休むのか」と言われそうで不安でしたが、幸い上司が病気の意味を知っているみたいで良かったです。

 

◆入院の手続き

数日後に抗生物質を飲みきり、入院と手術の手続きをしに病院へ行きました。
抗生物質のおかげか、痛みと発熱はほぼ無くなりました。

手続きだけのつもりでしたが、念のため診察をすることになりました。
前回の激痛の再来が怖くて仕方ありませんでしたが、痛みは殆どありませんでした。ただ、やはり診察の際の違和感はどうしても…。採血の結果も出ていてCRPの値は高い事が分かりました。
(関係ないですが他の血液の数値でコレステロールや中性脂肪等はかなり良い数値が出ていてジム効果があったことに喜びが…)

膿も抜けているみたいでとりあえず安心…といったところですが、当然入院と手術が免除になるわけではありません。
「安心してしまって手術しない人もよく居るから…。この状態が手術にはベストな状態。」と言われました。

そして入院と手術の手続きを行いましたがここで困ったことが。

入院が可能なのは2週間後(2月中旬)になるということで、かなり開きが…。
2月中旬だと外せない仕事があるので、下旬にして貰い、そこから10日間の入院となりました。退院は3月の上旬…。かなり先の話です。スリッパや歯磨きセットなど、入院に必要な道具を買って翌日から入院だろうと覚悟を決めて病院へ足を運んだだけに肩すかしを受けました。この前の「即入院」は何だったんだろうなあと(膿が溜まってひどい状態だったからと察しますが…)。

 

…ということで、約1ヶ月の間まで日常を過ごしていましたが、膿が溜まってるんじゃ無いかとビクビクしたり違和感を感じたりと落ち着かない日々を過ごしていました。

なお、余談ですがこのバタバタでQMA新作のデビューが遅れたのはこれら「痔ろう」騒動が原因だったりします…。
病名が判明して体調も良好になり始めてやっとデビューといった感じでした。

 

◆入院前診断を経て入院へ。

入院数週間前に手術前の検査に行き、もう一度採血と血圧の測定や心電図、レントゲンの撮影などを受けました。

血圧は心電図等は麻酔のための検査で、採血は以前と異なって血液型を調べるためらしく、本当に手術をするんだなあと改めて緊張が走ります。

検査を終え、手術承諾書が渡されました。
コレにサインすれば手術という重い内容の書類なので細かく確認しましたが……治療の内容が「痔ろう」と異なっていました。(「痔核根治手術」と書かれており、いわゆる「いぼ痔」の手術。)

帰宅後に気づいたので電話したら間違っていたみたいで自宅に郵送するということに。そのまま見逃してたらどうなってたのだろう…。

そして翌日に普通郵便でその肛門科の病院名が記載された封筒でポストに届けられていました。しかし普通郵便じゃ無くてもう少し配慮してくれないかな…と。少なくとも集合住宅のポストだとアレなので簡易書留とか、病院からそれほど遠くないので手渡しと言われても足を運んでいましたが。

 

そして、「痔ろう」の診断から1ヶ月。長くて短いと思った入院日を迎えました。
その翌日には手術もあるということで、緊張と不安を感じる日々になりながら自宅を後にし、入院生活で必要な荷物を持って病院へと足を運びました。

 

(入院・手術編へ続く)