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痔ろう闘病記 – 退院後の通院から完治まで

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◆退院当日

退院当日ですが、入院生活から解放されたということでそのまま外食に行きました。10日間病院食(途中液体のみおよび絶食含む)だったので、普通の食事が恋しくて仕方有りませんでした。

昼食はアメリカンなカフェみたいなところでハンバーガーを頼みました。その時ケチャップとマスタードのボトルも食事と共に置かれたのですが、普段は付けるマスタードも今回はケチャップのみです。

香辛料そのものやカレーなどは医師の許可が出るまで禁止です。他にも飲酒や激しい運動も禁止です。
解禁の目安は手術後3~4週間なのですが、香辛料好きにとってはキツイです。酒飲みではありませんが月数回は飲みますし、スポーツジム通いもしばらく出来ないなあと。

あと、椅子が木の材質だったので座るのが結構キツイです…。
仮にクッションがあってもキツそうなのに、仕事で一日中座るとなるとかなり厳しいような気がして、本当に社会復帰出来るのかなと心配になります。パットも湿った感じがしてズボンに付着していないかなと落ち着きませんでしたし。

 

昼食後自宅に戻って懐かしい部屋の匂いを感じました。
病院は共同生活でしたのでやっと緊張がとれて落ち着きますし、トイレも気兼ねなく使えます。

ただ、自宅のトイレは洗浄便座なのですが、最弱にしてもかなり強くて痛いです…。(健常な状態でも強く感じる)
同じ部屋で入院されていた方は洗浄便座が自宅に無く「P社のを買おうかな」と呟いていましたが、それで良いと思います。トイレ最大手ではなく総合家電のT社のはオススメしません。

◆退院翌日&出勤初日

退院して翌日に仕事復帰です。休日含めてとはいえ10日間も休んでいたので早々に出勤したいと考えていました。
幸い仕事はそれほど溜まっておらず、会社の方の反応もごく普通でした(気を遣われているかもしれませんが)。
とはいえ、一般の環境となるのでやはり不安でした。

 

まずパットの交換が一番のネックで、数時間に一度はトイレに足を運ぶ必要があります。
病院や自宅なら何ともないのですが、外のトイレでは個室が空いているとは限らない、パッドを交換するのに狭いし作業しづらい、交換したパットを捨てるのに困るといろいろ問題が発生します。

特に一番最初のが最大の障害です。わたしの勤めている会社は身障者用のトイレというモノは無いですし、フロアを移動しても全て満席である事が多くパットを交換したくても出来ずもどかしくなります。個室でサボっていびきかいて寝ている不良社員もいますし。

次いでパッドの捨て方ですが、男性用トイレの個室にはゴミ箱はまず存在しません。
これについては使用済パットを小さく畳んでテープで固定し、トイレットペーパーを軽く巻いてボール状にしてから手洗場のゴミ箱に捨てていました。さすがにそのままパットは捨てられないです。

 

で、やはり長時間椅子に座るのはきつく、マメに立ち上がったりして痛みを回復させていました。

クッションがあれば少し軽減出来るんだけどなあと思いつつも、あからさまな円座(ドーナツ)クッションを職場で使うのは抵抗があるなと思って調べたら良い物がありました。

見た目は四角いクッションなのですが、カバーの中は円座というシークレットタイプのクッションです。

さっそく取り寄せて使いましたが、なかなか良い感じでした。
クッションがやや固めなので窪みの深さが確保され、だいぶ楽になりました。よくある柔らかいクッションだったら窪みが浅くなって椅子の素地にぶつかって痛みが変わらないところですし。

欠点はクッションが1年足らずで薄くなった(マットが反発しない)ことですが、それでも窪みは生きているのである程度の性能は維持出来ています。それほど高い物でも無いので買い換えようかなあと。

それにしても健康だったときは椅子に座っても何とも思わなかったのですが、ものすごい加重が掛かって負担になっているものだったのだと気づきました。今後も、さらに完治して健康になっても負担を掛けないようにしないと思いました。

◆退院後の通院

初回の通院は退院から2日後に行きました。病院は毎回混んでいるので仕事は午後休みを取って行きました…が、開院時間の時点で混んでいてビックリしました。

一応席は空いているので座りますが…やはり円座が無いとキツいなあと。
円座は一応あるのですが、人数分有るわけでも無いのでそのまま座りました。体重を掛ける位置を変えたり浮かし気味で座ったりと、待つのには慣れているつもりですが結構長く感じます。

で、長く待って検査は5分で終了。傷のチェックと洗浄といういつものコースです。経過は順調とのことで、翌週また来てねということで、また午後休みを取って行こうかと思いました。

 

その翌週(手術から3週間)、今度は昼の開院時間より20分ほど早く病院に行って診察カードを受付に出して待機しました。
そして20分後、早々に受診することが出来ました。フライング作戦成功です(当然、病院によってフライングでの受付は無理なところもあるので参考程度でお願いします)。

この時も傷のチェックと洗浄で終了ですが、辛いものとアルコール、運動が解禁となりました。
これだけでも健常者に近づいたなと思いましたが、相変わらずパッドは必要な状態なのでジム通いはしばらく自粛ということで…。

なお、この日の夕食はカレーにしました。辛い物好きなのでこの日が待ち遠しくて仕方なかったのですが、身体のためにも、今後は刺激物を摂るのは程々にしようかなと思いました。

◆パッドについて

傷の治癒のペースは早いといわれてもパッドは欠かせず、交換の手間はもちろんですが、パッドそのものについても手配が必要でした。

一応病院で100枚2000円ぐらいで1枚単位で買うことは出来たのですが、保険適用外なので費用がかさむなあと。
ドラッグストアとかで代替になるモノを探してみました。

20×20って大きいなと思いましたが、4つ折りなので10×10です。
少々薄手ですが、現状が不織布ガーゼに綿ガーゼをサンドイッチした形状の厚手のもので、治癒が進行している今ではオーバースペックだったのでこのぐらいが丁度良いかなと。
心配だったら2枚重ねに出来ますし。1000円以下で200枚なので節約になりました。

 

…ということで、テープも安くするべく100均で買える安いモノを……と思ったら失敗しました。安いのは剥がすとき粘着力が強くて痛いです。

ドラッグストアで売っているプライベート・ブランドの安い湿布をお買い得と思って買ったら、剥がすのが痛くてやはりメーカーものにかぎるなあと思ったのですが、同じような失敗を繰り返しました。こっちはケチらずに購入するべきだったなあと。

 

あと、パッドの代替として女性向けの生理用品を使うという方法もありますが、使ったり捨てたりする場面に困るので採用していません。
女性なら良いのですが、男性の場合は治療とはいえカバンの中に入れて何かの拍子に見つかると思うとイヤですし。

捨てるのが楽な、トイレに流せる紙製の生理用品については試してみましたが、パッドよりも厚手で固いのでつけていて違和感があり、さらには紙が傷口が張り付いて剥がすとき痛かったりので、早々にボツとなりました。
厚手なので「流せる」といっても詰まるんじゃないかと不安ですし。(説明書きにもなるべくほぐしてから流すように書かれている)

◆完治宣言まで

手術から1ヶ月後、円座のお世話になることもなくほぼ普通に座れるようになりました。

この通院で温泉と旅行も解禁となりました。あと、毎週だった通院も隔週に。
気分はほぼ健常者ですがまだパッドは欠かせません…。一生パッド取れないんじゃないかなと不安になります。

 

そして2週間後の通院、フライング受付をしようとしたら、その日は医師が出張で1時間診察が遅くなるとのことで、結局1時間半ぐらい待ちました。フライングは諸刃の剣だなあと。

で、今回の診察で不安があってこの日の通院が待ち遠しくもありました。
…というのも、前回の通院の後から痛みが復活して、通院のサイクルの途中でも診て貰おうかと思ったぐらいひどかったので、その旨を伝えたら「問題無いしむしろ順調だよ」と言われて、傷口を診た後にハサミでなにやらチョキチョキ切っていました。

何をしたのか聞きそびれましたが、抜糸でもしたのかなあと。切っている間は痛かったのですが、その後は一気に楽になりました。

 

そして、この2週間後の通院で問題無ければ「完治宣言」となりました。

その最後の通院前、旅行が解禁されたということもあり、ゴールデンウィーク前に大阪まで遊びに行きました。(その模様

ハードな旅程でしたが、パッドの交換もその日は昼過ぎに公衆トイレで交換したぐらいで、それも汗で蒸れたので交換したという理由で、分泌物はほぼ無い状態でした。帰りは耐久テスト(?)も兼ねて、夜行バスで西から東へというハードな移動をしましたが、問題なしです。

 

そしてゴールデンウィーク直前の、最後の通院となりました。パッドも不要になり既に付けていません。
年明けから苦しんで3ヶ月以上苦しんだ戦いもいよいよラストかと思うと、ホッとしたと同時に歩き慣れた病院への道ももう歩かないのかと思うと寂しくもありました。寒さも厳しい頃に入院・手術をして、そして今は春らしい暖かい日差しの中を味わうように歩いていました。

…が、完治宣言は出ませんでした…。
どうも一つの傷は完治したものの、もう一つはまだのようです。さっきのしんみりした気分を返して欲しいなあ…と(汗)

で、その完治していない傷を擦られてめちゃくちゃ痛かったです。手術後数日後の悪夢再びです。診察後パッドを貼り付けられてパッド生活に逆戻り。かなり出血したんだろうなと思ったらそうでもなく、それ以降はパッドのお世話になることはありませんでした。

 

そして2週間後、今度は本当に完治宣言が出されました。手術から3ヶ月、本当に長かったです…。
医師の方にお礼を言って、病院通いもこれで最後となりました。

診察室を出ると、すれ違いざまに入院で荷物を抱えた状態の数人の老若男女が受付で説明を受けていました。
やはり各々不安な面持ちで、この先何があるのだろうと思っているのだろうと想像に難くないです。

元痔ろう患者として心の中で健闘を祈り、応援して、病院を後にしました。

 

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コメント一覧

  1. 体験記為になりました。私は近々ですが、頑張ります。退院したら家の匂いにほっとするように。書いてくださったあなた様に感謝します。ありがとうございます。

  2. ご覧頂き、そしてコメントありがとうございます。

    手術に踏み切ること自体勇気が要りますし、完治までは時間が掛かりますが、
    その完治したときの喜びは忘れませんでした。
    えるちぃ様のご健闘をお祈り致します。

    記事はまだ途中になった状態ですが、近々再開しようとおもいます。

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